落合陽介ギフレさん(43歳)はスペイン・バルセロナ生まれの映像ディレクターです。
落合陽介ギフレInstagram
ちょっと珍しい名前ですが、「ギフレ」は父親のスペインの友人が名付けてくれたセカンドネームだそうです。
落合さんの父親は画家の落合皎児(こうじ)さん。
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皎児さんは長野市松代町にアトリエを構えて活動していましたが2024年4月、自宅の火災で亡くなりました。
享年76歳。
20歳のときにスペインに渡りバルセロナ美術大学で学んだ落合皎児さん。
当時のスペインの友人曰く、優しくユーモアがあり酒とタバコと女性が大好きだったという皎児さんは1984年に国際ジョアン・ミロ賞で第一席に選ばれ、画家として多数の個展を開いてきました。
長男の陽介ギフレさんが4歳の時にスペインから家族で帰国した皎児さん一家でしたが、生前の落合皎児さんは家族を顧みず夫婦は離婚。
家族はバラバラになり、陽介ギフレさんの弟は18年前に自ら命を絶ち、母親は7年前に孤独死したということです。
そして2024年4月、自宅の火災で1人で亡くなった皎児さん。
本来なら家族としてともに活動していたかもしれない陽介ギフレさんのお母さんと弟さん。
残念ながら早くに亡くなってしまいましたが、一体どんな方たちだったのでしょうか。
落合陽介ギフレの母親はどんな人?
落合陽介ギフレさんの母親の名前は茂子さん。
茂子さんと皎児さんが結婚し陽介ギフレさんが生まれ、陽介ギフレさんが4歳の時に家族でスペインから帰国。
帰国してすぐ、弟さんが生まれました。
陽介さんとは5歳違いです。
しかしその頃から夫婦仲は悪化していきます。
夫婦2人とも芸術家肌だったらうまくいったのでしょうか?
悠然と絵ばかり描いている皎児さんに茂子さんは苛立ちを隠せず、言い争いが絶えなかったようです。
母、陽介さん、弟さんの3人と皎児さんとは同じ敷地内の別の建物で別居。
陽介ギフレさんは、父親とは付き合うなとお母さんに言われていたそうです。
しかし日本に帰国する前の、スペインで撮った写真を見ると、夫婦はとても幸せそうに見えます。
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陽介さんが生まれたばかりの頃ですね。
とてもきれいで、心から満たされているような笑顔のお母さんです。
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(母親の茂子さんと幼い頃の陽介ギフレさん)
日本に帰国後、茂子さんは皎児さんの母親(姑)ともあまり折り合いがよくなかったようです。
陽介ギフレさんはインスタグラムで、過去を振り返り述懐しています。
12歳の頃両親が離婚した頃のこと。
なんとなくおばあちゃんに会いたくなって祖母家に行った時、家の中で親父とおばあちゃんが言い合いをしていて、、親父「おれには茂子(僕の母)が必要なんだ!」
祖母「嫌だよあんな怖い人!」
云々
期せずしてこの2人の会話を盗み聞きしていると、そのどちらにも幻滅してきて、話しかけることもなく帰宅した。
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離婚後、茂子さんは精神病を患い社会生活ができなくなり、陽介ギフレさんの弟さんは13歳で児童養護施設に身を寄せることに。
落合陽介ギフレの弟はどんな人?
落合陽介ギフレさんの弟さんの名前は不明です。
どんな事情があったのかわかりませんが、20歳のときに自ら命を絶ったそうです。
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陽介ギフレさんのインスタグラムに家族の写真として貼り付けてあった上の画像。
左端が弟さんでしょうか。
弟さんはお父さんから美術の才能を受け継いでいたようです。
陽介さんが弟さんについて述懐している文章がありました。
弟の通っていた高校をたずね、昔の担任と話をする機会を得た。
美術室から偶然、20年以上前に弟が描いた油絵が出てきた。
弟は、母が精神病を患い社会生活ができなくなってから、
13歳で児童養護施設に身を寄せることになり、
いじめや嫌がらせを受けたこともあったようだが、
高校ではトップクラスの成績を納め、
美術部の副部長や風紀委員を務めていたらしい。
寡黙で何を考えているか分からない人物だったが、
少しだけ血の通った文章も見つけて、ほっとした。落合陽介ギフレInstagram
弟さんが通っていた高校をたずねたら、20年以上前に弟さんが描いた絵が偶然出てきたなんて不思議な話ですね。
弟さんが描いた油絵というのがこちら。
落合陽介ギフレInstagram
まさに弟さんが生きていた証。
この絵は長い間、陽介ギフレさんが来るのを待っていたのかもしれません。
弟さんはこの大きな池に何を見ていたのでしょうか。
落合陽介ギフレの娘は天才アーティスト!
ところで落合陽介ギフレさんには、小さな娘さんがいらっしゃいます。
2024年現在、10歳になる娘さんですが幼い頃から絵を描かれています。
やはりDNAのなせる技でしょうか。
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娘さんが7歳の頃に描いた絵です。
小学校1年生でこの波の音が聞こえてくるような海の絵はすごいです。
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猫とギター。
8歳でこのスケッチはレベル高すぎでもはやアート作品。
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娘さん10歳、陽介ギフレさんの誕生日にプレゼントしてくれたという絵画。
女の子らしい夢を感じさせるほのぼのとした雰囲気の中に壮大な自然を感じさせてくれる絵です。
落合陽介ギフレの絵画
弟さんも娘さんも絵の才能があるというのは、やはり画家・落合皎児さんのDNAでしょうね。
そしてそれは陽介ギフレさんにもしっかり受け継がれているようです。
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この独創的なインパクトある絵画。
陽介ギフレさんが
だそうで、
「何となく書いた」っていうのがすごいです。
陽介ギフレさんも天才肌なんだと思いました。
この迫力ある絵は、上野美術館に飾られて高校のテレホンカードにもなって今でも売られているそうです。
まとめ
2024年4月、76歳で火災で亡くなった画家・落合皎児さん。
その作品に再度光を当てようと活動を始めた映像ディレクターの落合陽介ギフレさん。
今回は落合皎児さんの元妻であり陽介ギフレさんの母でもある茂子さんと
20歳で早世した弟さんについて調べました。
芸術家であることと良き夫、良き父というのは相反するものなのでしょうか。
しかし落合皎児さんの類まれなる才能は、息子にも孫にもしっかり受け継がれているということを感じずにはいられませんでした。