2023年4月22日、東京・原宿にオープンしたカフェが「新しい」「面白い」「天才的」と話題になっています。
カフェなんて東京には無数にあるわけですが、そんな東京の中でも、もっと言えば日本全国を見渡しても、こんなカフェはオンリーワンだと思います。
だからこそ話題になっているんですよね。
その名も「友達がやってるカフェ」。
「TOMODACHIGA YATTERU CAFE」ってことで、略して「TYC」。
シンプルでわかりやすいですね!
看板も店内も、グリーンで統一されておりシンプル・イズ・ベストって感じです。
このシンプルなカフェの特徴は、そのコンセプトにあります。
「友達がやってるカフェ」のコンセプトとは
「友達がやってるカフェ」は別名「タメ口カフェ」と言われ、店員さんがお客とタメ口で話すことになっています。
敬語禁止。
この時点で、『へえ~、面白い。』と思っちゃいますよね。
カフェの店員さんがタメ口で話すなんて、想像しただけで楽しいです。
それも、そういうルールなんだとお互い暗黙の了解があった上での会話なら、思わず笑っちゃいそうですね。
このカフェをプロデュースした明円卓(みょうえん すぐる)さんによると、
「日本のサービス業では“お客様は神様”という文化がありますが、もう少し違う体験があっても良いのではと考えました。
友達がやってるカフェではお客様と店舗側の目線の高さを同じにすることで、新しい接客を実験しています。」
と説明しています。
そしてこの「友達がやってるカフェ」は、ただ単に店員がタメ口で話すのではなく、店名そのままに店員はお客さんの昔からの友達として接客してくれるのです。
もちろん初対面なのですがね。
つまり、初対面同士があたかも昔からの友達同士として振る舞うわけで、そういう意味ではこのカフェはカフェであり同時に寸劇を楽しむイベントスペースみたいな場所とも言えます。
今まで体験したことがない不思議な体験が、ここに来るとできそうですね。
予約が必要?予約方法は?
予約不要です。
ただし開店直後から混んでいます。
17時半〜23時のBAR TIMEは比較的空いているので、この時間帯が狙い目。
(BAR TIMEも同じ体験を楽しめます。)
メニューはどんなものがある?値段は?
「友達がやってるカフェ」のオリジナリティーを一番端的に表しているのがこのメニューと言っても過言ではありません。
「友達がやってるカフェ」では店員さんがお客の『昔からの友達』という体で接客してくれるのですが、その店員さんというのはいずれも役者、モデル、クリエイターなど、エンタメ業界で活動する人たちばかり。
なのでお客がどんなタイプの人間でもうまくリードしてくれるのですが、店員さんだけの一人芝居じゃつまらないですよね。
というわけでメニューの品はすべてセリフになっているのです。
つまりお客の方は注文するだけで「友達としての会話」ができるというわけです。
RECOMMEND MENU
SPECIAL
●「いつも飲んでるやつ」 ¥680~¥960
(ランダムでソフトドリンクが選ばれます)
SOFT DRINK
●「大変そうだから、すぐ出せるので大丈夫だよ」¥680
(ドリップコーヒー HOT/ICE)
●「たしかラテ美味しかったよね?」¥780
(カフェラテ HOT/ICE)
●「店員さんの間で一番人気なのってどれ?」¥900
(クリームソーダ)
●「元気でるやつ飲みたいな~」¥800
(クラフトコーラ)
●「あの田中が、いっつも飲んでたのなんだっけ?」
¥780
(リンゴジュース)
●「自分で考案したって言ってたやつってこれ?」
¥960
(いちごミルク)
ALCOHOL DRINK
●「コーヒーカクテルで可愛いの作ってほしいな~」
¥1,400
(エスプレッソマティーニ)
●「何か変わったジントニック飲んでみたいんだけど」
¥1,400
(コーヒージントニック)
●「昨日からレサワ飲みたいって思ってたんだよね」
¥1,400
(クラフトレモンサワー)
●「コーラ使って何かカクテル作れる?」
¥1,400
(クラフトラムコーク)
●「この間飲んだ、あのお花が乗ったカクテルってなんだっけ…」
¥1,400
(フローラルスプモーニ)
●「これってさ、夏にみんなで飲んだやつ?」
¥1,400
(トロピカルクローバークラブ)
FOOD
●「え、トリュフ塩ナッツあるんだ!?」¥600
(トリュフ塩ナッツ)
●「サッと出てくるおつまみ、何かある?」¥500
(オリーブ)
●「さすがにラーメンとかって無いよね…?」¥800
(チキンラーメン)
SWEETS
●「なんだっけ、あの丸いお菓子の…」¥500
(クッキー)
●「このお店で、いっっっちばん甘いやつ何?」
¥600
(ブラウニー)
●「この間、試作品でくれたやつ美味しかったよ」¥650
(パウンドケーキ)
●「なんか可愛いスイーツ食べたいな~」¥700
(キャラメルアフォガード)
GOODS
●「ステッカー買っちゃおうかな~」
〈1枚〉 ¥300
〈5枚セット〉 ¥1,000
(ステッカー)
●「Tシャツのデザイン見せて欲しいんだけど」¥4,000
(Tシャツ)
※お会計はキャッシュレスのみとなります。
※混み合った際は1時間制とさせて頂きます。
人数制限はあるの?
人数制限は特にありませんが、オープン初日とその翌日のみ完全予約制で「4名様まで」に絞っていました。
普段も混んでいるようだし、あまり大人数で行くと席を確保するのが難しそうです。
店員さんとの会話を十分楽しむためにも1~2名で行くのが良さそうです。
「友達がやってるカフェ」の発案者はどんな人?
このユニークなカフェをプロデュースしたのはクリエイティブディレクター・明円卓(みょうえん すぐる)さん。(33歳)
北海道生まれ。立教大学社会学部を卒業。
株式会社電通に入社し統合コミュニケーションプランナーとして活動。
2020年6月に株式会社電通を退社。
株式会社kakeruを創業、株式会社JANAIの代表取締役に就任。
「CMや展示やお店を作っています。」
※2020年、恵比寿に「ある秘密を解かないと絶対に入れない」バー、『JANAI COFFEE』を作り話題になる。
というわけで、遊び心満載の、クリエイティブディレクターが作ったカフェ。
このカフェは飲食が目的というよりも、プロジェクトに参加する楽しさを味わいに行くと言った方が正しいのかもしれません。
でひ一度行ってみたいですね!
店舗概要
店名:友達がやってるカフェ/バー
営業時間:12:00~23:00
(カフェ営業12:00~17:30、
バー営業 17:30~23:00、
テイクアウト 12:00~23:00)
住所:東京都渋谷区神宮前6-6-2 原宿ベルピア 3階