2025年夏の甲子園もついに決勝戦を迎えました。
注目のカードは、西東京代表の日大三高と、沖縄代表の沖縄尚学の激突です。
はたしてどちらが勝つのか——高校野球ファンなら誰もが気になる対決。
この記事では両チームの投打の実力や戦術、注目選手を徹底分析し、勝つのがどちらかを予想します。
日大三高と沖縄尚学、決勝はどっちが勝つ?
西日本新聞/週刊ベースボールONLINE
2025年夏の甲子園決勝戦。
西東京代表・日大三高と、沖縄代表・沖縄尚学という実力派同士の戦いが実現します。
どちらが勝つのか?その答えを一言で言うなら、「僅差で日大三高がやや優勢」と予想されています。
ただし、両校ともに接戦に強く、延長戦やタイブレークにもつれ込む可能性も十分にあります。
日大三高は、エース・近藤優樹(こんどう ゆうき)選手を中心とした投打のバランスが魅力。
準決勝ではピンチの場面で笑顔を見せながら好投し、精神力の強さが光りました。
一方の沖縄尚学は、最速150キロを誇る2年生エース・末吉良丞(すえよし りょうすけ)選手を中心に堅い守備と粘り強い打線が武器。
準決勝では見事な逆転劇を演じ、勢いに乗っています。
どちらが勝ってもおかしくないこのカード。
だからこそ「どっちが勝つの?」という疑問が一層注目を集めているのです。
日大三高の強さの秘密
日大三高の強さを語る上で欠かせないのが、「安定感ある投手陣」と「切れ目のない打線」です。
エース・近藤優樹選手は、防御率1点台を誇る安定した投球を見せており、準決勝では6回2/3を1失点に抑える好投。
特に注目されたのは、延長10回のタイブレークでの勝ち越しタイムリー。
自らのバットでもチームを勝利に導く二刀流の活躍でした。
さらに、準決勝で初先発した2年生投手・根本智希(ねもと ともき)選手も力投を見せ、継投策がハマった形に。
投手層の厚さも強みとなっています。
打線では、チーム打率.364(西東京大会)という驚異的な数字を記録。
準々決勝では15安打9得点と爆発力もあり、4番・田中諒(たなか りょう)のソロ本塁打も話題となりました。
代打・豊泉悠斗(とよいずみ ゆうと)選手もチャンスで結果を出しており、ベンチの選手層の厚さも日大三高の魅力です。
また、三木有造監督の采配も高く評価されています。
代打や継投のタイミング、選手の精神面を重視した起用など、勝利に導く戦略性が随所に見られます。
沖縄尚学が勝ち上がれた理由
沖縄尚学は、2025年夏の甲子園で「粘りと守備力」で勝ち上がってきました。
まず注目すべきは、準決勝での逆転勝利。
山梨学院に3点差をつけられた状況から中盤に追いつき、最終的にはタイブレークで勝利をもぎ取りました。
この粘り強さこそ、沖縄尚学の最大の武器です。
投手陣では、エース・末吉良丞選手が最速150キロの直球と変化球で打者を翻弄。
奪三振率は驚異の12.4を記録しています。
また、2年生右腕の新垣有絃(あらかき ゆいと)選手も好リリーフを見せ、計11回で失点わずか1。
末吉のスタミナ消耗を考慮した継投策が功を奏しています。
守備面も安定感があり、沖縄大会では無失策。
甲子園でも失点は全試合3点以内に抑えており、試合を壊さないディフェンスが特徴です。
さらに、準決勝では比嘉公也(ひがこうや)監督が打順を変更し、4番に据えた宜野座恵夢(ぎのざ えいむ)選手が3安打と大暴れ。
戦術面での柔軟性と選手の適応力も評価できます。
キーマンはこの選手!注目の対決
この決勝戦で注目されるキーマンは、日大三高の近藤優樹選手と沖縄尚学の宜野座恵夢選手。
近藤選手はエースでありながら、打席でも結果を出す“投打の柱”。
タイブレークで自ら勝ち越し打を放つなど、プレッシャーに強い精神力が武器です。
一方の宜野座選手は、準決勝で3安打。得点に絡む活躍を見せ、4番としてチームを牽引しています。
この2人の直接対決が、試合の流れを大きく左右する可能性があります。
また、日大三の田中諒選手 vs 沖縄尚学の末吉良丞選手という“4番対エース”の対決も注目です。
田中選手の長打力が炸裂するのか、それとも末吉選手が力でねじ伏せるのか。
こうした選手同士の“ガチンコ勝負”こそが、高校野球の醍醐味。
勝負の分かれ目は、一つの場面での一球、一振りにかかっています。
試合展開を大胆予想!
この決勝戦、展開は間違いなく接戦になると予想されます。
日大三高は、序盤で一気に畳みかける試合展開が得意。
準々決勝では初回5得点と、立ち上がりの攻撃力が際立っています。
一方の沖縄尚学は、中盤からの粘りと逆転力が特徴。準決勝でも、終盤の3連打で同点に持ち込みました。
また、両チームともタイブレークでの勝利経験があるため、延長戦にも強い布陣。
2025年夏の甲子園は猛暑の影響で2部制(午前・夕方)となっており、スタミナ管理も勝負のカギを握ります。
勝敗を分けるのは、「どちらが先に主導権を握るか」と「ミスを少なくできるか」。
特にバント処理、守備の綻び、継投のタイミングなど、細かなプレーで明暗が分かれるでしょう。
まとめ
2025年夏の甲子園決勝は、日大三高と沖縄尚学という実力校同士の激突となりました。
投打ともにバランスの取れた日大三、そして粘り強さと継投の巧さが光る沖縄尚学。
どっちが勝つのかは、まさに紙一重の勝負です。
キーマンとなる近藤優樹選手や宜野座恵夢選手の対決、試合展開、そして采配の妙など、見どころが満載。
延長戦やタイブレークにまでもつれ込む可能性を含んだ、息をのむ一戦が予想されます。
高校球児たちがかける“最後の夏”の戦いを、あなたも一緒に目撃しましょう。
どちらが勝っても、きっと感動の結末が待っています。