吉本興業所属のお笑いタレント『とにかく明るい安村』さん。

とにかく明るい安村

安心して下さい、はいてますよ。」の決めゼリフと、裸に見えるのに裸じゃないという、ビジュアル面でも強烈なギャグを披露し、2015年にブレイク。

とにかく明るい安村 Rー1

当時は流行語大賞でもトップテン入りしました。

 

安村さんはそれまで「アームストロング」というコンビで活動していたのですが、2014年に解散。

アームストロング

芸名を「とにかく明るい安村」へと変えて、ピン芸人として再スタートを切ったばかりのブレイクでした。

 

しかし2016年の不倫スキャンダルでテレビ出演が減少。

一時期は激ヤセ報道もありました。

お腹のお肉がなくなってしまうと持ちネタの全裸ポーズができなくなってしまうので大変です!

周りからは「見えてる!」「つまんなくなった」など散々な言われようだったようですね…。

 

しばらくは不遇の時期が続いた安村さんですが、今回は突然海を渡り、イギリスの人気番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に出演。

そこで鉄板ネタの半裸ギャグを披露すると、審査員と観客全員総立ちと言っていいほどの大ウケで大爆笑!

今イギリスと日本で、最もホットな話題となり「とにかく明るい安村」さんは再び注目されることになったのです。

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「とにかく明るい安村」がイギリスで爆ウケ!

「とにかく明るい安村」さんが出演した「ブリテンズ・ゴット・タレント」は、イギリスの公開オーディション番組。

2007年から放映されていて、日本でもYouTubeなどで親しまれている番組です。

過去にはスーザン・ボイルなどがこの番組から発掘され話題となり、歌手としてデビューしています。

スーザン・ボイル

この番組で「とにかく明るい安村」さんは信じられないくらい大ウケしたわけなのですが…。

安村 イギリスの番組

確かに、日本でも7年ほど前にウケて一時ブレイクしたギャグですが、今回の録画を見ているとイギリスでは日本以上に爆ウケしてる感じです。

 

(女性審査員のあまりのノリの良さに、ちょっと引きました…。)

ブリテンズ・ゴット・タレント 女性審査員

冒頭に安村さんがパンツ一枚のガウン姿で現れた時は、怪訝な顔をしていた審査員たちと観客ですが、安村さんが芸を披露するたびにどんどん笑いが盛り上がっていき、最終的には安村さん含め笑いの渦で会場が一つになったような感じでした!

 

同じ日本人として、ここまで海外でウケるのはビックリですが嬉しいですね!

 

それにしても一体なぜ、「とにかく明るい安村」さんの持ちネタがこんなにウケたのでしょうか?

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なぜイギリスで爆ウケ?理由3選!

イギリスのお笑いと言えば、「ミスター・ビーン」が思い浮かびます。

ミスター・ビーン

ミスター・ビーンは日本でも人気があるので、イギリスと日本は笑いの感覚が近いのでしょうか?

 

「とにかく明るい安村」さんが今回大ウケした理由について、考えてみました。

1.見て納得の一発芸

セリフがなくても伝わる芸だから。

そういえば「ミスター・ビーン」も、言葉はほとんどありませんでしたね。

 

イギリスと日本では文化的な背景が異なるので、コントや漫才のように喋って聴かせるお笑いだと、笑いを取るのは難しいと思います。

しかし「とにかく明るい安村」さんの笑いは、体を張った一発芸。

『裸じゃないけど裸にしか見えない』ポーズを、いい年した男性が大真面目にやることの、何とも言えない滑稽さがウケたんでしょうね。

このネタはイギリスだけではなく、もしかしたら万国共通でウケるのかもしれませんね。

2.イギリス人に馴染み深いネタ

舞台がイギリスということで、サッカー、乗馬、ジェームス・ボンド007、スパイスガールズと、イギリス人に馴染み深いものをネタにしたことが良かったのだと思います。

イギリス文化に対するリスペクトの表れ。そして観客への思いやりの心が伝わってきますね。

これがイギリス人の心を掴んだと言えるでしょう。

3.不完全な英語のおかげ

決めゼリフの「安心して下さい、はいてますよ。」を、今回安村さんは英語で「Don’t worry. I’m wearing.」と言いました。

これは日本人的には違和感はないのですが、英語に慣れている人、特に英語のネイティブスピーカーにとっては不完全で違和感を感じるセリフなのです。

とにかく明るい安村 パンツ一枚

 

なぜなら英語では「I’m wearing」で文章が終わることはなく、「wearing」の後に目的語(つまりパンツ)がないと文章として成り立たない。

なので審査員の女性が安村さんの「wearing…」の後に「pants!」と思わず叫んだのだと思います。

 

(英語では通常なら下着は underwear でパンツとは言わないのですが、安村さんが舞台に登場した時に自分の下着を指して「I’m wearing pants.」と言っていて、審査員の女性が「Yes!」と言って受け入れていましたね。)

 

そしてこの安村さんの不完全な英語が元で、偶然にも演じる安村さんと審査員や観客との間で「wearing!」と「pants!」の掛け合いのようになり、場がどんどん盛り上がっていったんですよね。

とにかく明るい安村 審査員

これは安村さんにとっても予想外のことだったのではないでしょうか?

 

 

以上3つが「とにかく明るい安村」さんがイギリスで爆ウケした理由なのですがこの他にも、安村さんのよく通る大きな声、英語ペラペラではないけど堂々とした態度全裸ポーズをバッチリ決められる筋力なども挙げられると思います。

 

ジェームス・ボンドなんて、まるで本物(?)みたいにカッコよく決まってましたよね。

とにかく明るい安村 007

それがまた余計に面白かったんですけど…。

爆ウケして本人もビックリ?

今回「とにかく明るい安村」さんが「ブリテンズ・ゴット・タレント」に出演することになった経緯というのは、安村さんが所属する吉本興業が番組宛にネタ動画を送り、動画審査に合格したから、ということらしいです。

 

「とにかく明るい安村」さんの英語バージョンのネタ動画というのが2015年からすでに存在していて、再生回数180万回。

コメント欄に英語が多いので、海外の方も見てるみたいですね。

この動画なんでしょうか?ブリテンズ・ゴット・タレントに送ったネタ動画というのは…。

 

そんな経緯で安村さんも「旅行気分で」緊張せずにイギリスに行ったのだそうで、あまり構えなかったことが良かったのかもしれませんね。

思いがけない大成功で、Twitterに「人生で一番うけたよ!」とツイートしたそうで、安村さん本人が一番ビックリしているのかもしれません。

これからの「とにかく明るい安村」さんの活躍が楽しみですね!

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