Xより
神戸のマンションで 女性を刃物で殺害し 東京都青梅市で 殺人容疑で逮捕された谷本 将志容疑者(35)。
実は彼には、過去に殺人未遂で逮捕されていたという前科がありました。
「そんな人物がなぜ再び事件を起こせたのか?」「どうして社会に戻ってこられたのか?」という疑問の声が、ネット上で広がっています。
目次
谷本将志のプロフィール
以下は谷本将志容疑者のプロフィールです。
名前:谷本将志(たにもと まさし)
年齢:35歳(2025年8月時点)
出身:大阪府
家族:両親が離婚、父親に引き取られる
学歴:高校中退
職業:神戸市内建設会社の建築現場作業員
(2022年5月まで)
東京都内の運送会社勤務
(2023年5月より)
(東京都内の運送会社では社員寮に住み込み、酒の運搬業務などに当たっていた。
これまで無遅刻無欠勤で、事故や違反をしたこともないという。
社長は「谷本容疑者を信じたいが、本当に殺人をしたのなら許せない」と語る。)
谷本将志は前科持ち?
谷本将志容疑者は2022年5月、神戸市中央区で当時23歳の女性を待ち伏せし、マンションに押し入って首を絞めるという事件を起こしました。
この件で、彼は兵庫県警により殺人未遂の疑いで逮捕されています。
被害者に対して約1時間にわたり「好意がある」と語りかけるなど、ストーカー的かつ異常な言動が報道されました。
5月28日、兵庫県警生田署などは、会社員・谷本将志容疑者(32)を殺人未遂の疑いで緊急逮捕した。
谷本将志容疑は神戸市中央区に住む女性(23)の自宅マンションで待ち伏せ。
女性が帰宅して、ドアを開けた瞬間に、容疑者が強引に侵入していきなり両手で女性の首を絞めたのだ。
「ここからがなんとも奇妙な犯行なんですが、その後、およそ1時間にわたって、女性に“自分がいかにその女性を好きか”ということを切々と訴えたそうです。
つまり容疑者が被害女性に“告った”ということ」
(全国紙社会部記者)
女性の部屋を立ち去る際、容疑者はこんな捨て台詞を残している。
「警察には通報しないでね」

異常過ぎて怖い

女性関係は奥手でピュアだった
谷本容疑者は大阪府の出身で、中学校時代の同級生によると恵まれない家庭環境だったといいます。
「確かひとりっ子だったと思います。
両親が離婚していて、父親のほうに引き取られていた。
寂しい思いもしたのか、“自分はいい家庭を持ちたい”という気持ちが人一倍強かった印象です。
もともとおとなしい性格だったし、女性関係は奥手である意味ピュアだった」
わずか1年で社会復帰?
谷本容疑者は2022年に事件を起こした後、2023年5月には東京都内の運送会社に勤務していたことが確認されています。
ということは、わずか1年で社会復帰していることになりますね。
これは、彼が服役していたとしても非常に短期間で釈放されたか、執行猶予付きの判決を受けていた可能性があることを意味します。
日本の刑法では、「殺人未遂」は7年以下の懲役刑が科されることがありますが、初犯で情状酌量がある場合、3年以下に減刑され執行猶予が付くケースも存在します。
このように、日本の司法制度では「更生のチャンス」を重視し、一定の条件を満たすと実刑を免れる場合があります。


事件の再犯と手口の異常性
2025年8月20日、谷本将志容疑者は神戸市内で再び事件を起こします。
会社員の女性(24歳)が、自宅マンションのエレベーター内で左胸などを刃物で複数回刺され死亡。
谷本容疑者はその場から逃走し、東京方面へ新幹線で移動、最終的に奥多摩駅付近で逮捕されました。
供述では「殺すつもりはなかった」と殺意を否認していますが、犯行自体は認めています。
被害者との関係性は薄かったとされていますが、尾行していた可能性があると見られています。
また、オートロック付きマンションを突破していたことから、事件はかなり計画性を持ったものだったと推測され、前回の事件との共通性も指摘されています。

なぜ神戸まで行った?

なぜ簡単に出てこれた?執行猶予か仮釈放だった?
そもそも谷本将志容疑者はなぜ簡単に社会に戻れたのでしょうか?
この疑問には、日本の執行猶予制度と仮釈放制度が大きく関係しています。
執行猶予とは、有罪判決が下っても一定期間犯罪を犯さなければ刑務所に行かずに済む仕組みです。
初犯であれば執行猶予が付く可能性は高く、事実、令和4年の統計では有罪判決を受けた人の約64.2%が執行猶予付きとなっています。
また、実刑判決を受けた場合でも、仮釈放が認められれば刑期の途中で出所することも可能です。
谷本容疑者がどちらのケースで釈放されたかは公開情報では明かされていませんが、2023年に働いていたという事実から、実刑ではなく執行猶予だった可能性が高いと考えられます。
谷本将志の再犯で司法制度に不信感
再犯を防げなかった背景には、司法制度の“甘さ”があるという批判がSNS上でも多く見られます。
特にXでは、谷本容疑者を「首締めピュア男」と揶揄し、「またやると思ってた」「執行猶予って意味あるの?」といった声が続出。
さらに、「被害者が無事だったから軽く扱われたのでは?」という疑問も浮上しており、殺人“未遂”であったがゆえに軽く見られた可能性も否定できません。
また、日本ではストーカー規制法や保護観察制度が存在するものの、実際に十分な監視や精神的ケアが行われていたのかは不明です。
こうした背景から、「制度自体を見直すべき」という声が、以前にも増して強くなってきています。
まとめ
谷本将志容疑者には、過去に殺人未遂で逮捕された前科がありました。
しかし、わずか1年ほどで社会復帰していたことが明らかになりました。
そして再び、若い女性を狙った凄惨な事件を起こしたことで、日本の司法制度に対する不信感が一気に高まっています。
執行猶予や仮釈放といった制度は本来、社会復帰と更生を支援するためのものです。
しかし、それが再犯を許す結果となった場合、制度そのものの在り方が問われるのは避けられません。
今後は、再犯防止のための保護観察や精神鑑定の義務化、被害者支援の強化など、より具体的な対策が求められるでしょう。