レゲエミュージシャンの三木道三さん。

2001年にリリースされた曲「Lifetime Respect」は、日本のレゲエ史上初のオリコン週間シングルチャート1位を記録し、出荷枚数はミリオンセラーを突破。

三木道三画像

今なお愛され続けている名曲です。

 

DOZAN11作業中画像

現在はライブや楽曲プロデュースを中心に活動されている三木道三さんですが、2021年に、なんと絵本作家としてデビューされていました!

三木道三(DOZAN11)が絵本作家に!?

一児の父でもある三木道三さん。

ご自身の絵本を「ラップや歌を歌うように読んでもらったら面白い。ぜひお子さんと楽しんで読んでみて下さい。」と紹介されています。

三木道三さんの絵本は、韻を踏むように楽しく読める“(※)ライム絵本”というもので、三木道三さんは絵本のを担当されています。

ライム=韻を踏むこと

 

ラップの掛け合いのような会話で進んでいき、声に出して読むことで子供の読む・話すスキルが自然に身に付くように工夫されていて、同時に日本語の楽しさ面白さを改めて新鮮に感じることができる、大人も楽しめる絵本です。

二つのライム絵本

リディムくんとメロディーちゃん

●「リディムくんとメロディーちゃん」

文 三木道三  絵 ロブ・キドニー

2021年12月22日刊行

¥1,650

リディムくんとメロディーちゃんはどこかの町に住んでいる、仲良しの双子兄妹。

彼らの楽しい日常をのぞいてみよう。

 

挿し絵を描いたのはこの方です。

ロブ・キドニー氏

●ロブ・キドニー

英国出身。現在は東京を拠点に活動。

雑誌、音楽やアパレルなどで活躍するイラストレーター兼アーティストです。
その力強い色彩と元気の出る手描きのイラストは、見る人をハッピーな気分にしてくれます。

また、彼のイラストがプリントされた子供服は、即完売することもしばしばあり、子ども達にも大人気です。

 

2012年より、東京・田端にあるギャラリーWISHLESSのオーナーとして、国内外の作家の展覧会キュレーションも行われています。

 

以下はロブ・キドニー氏の作品ですが、

ユーモアに溢れたラブリーで夢いっぱいのイラストばかりですね!

ロブ・キドニー動物の絵ロブ・キドニー電車の絵ロブ・キドニー花の絵

 

「リディムくんとメロディーちゃん」の、三木道三さんご自身による読み聞かせ動画がありました。

ちなみにこちらの絵本「リディムくんとメロディーちゃん」は、出版して間もない2022年1月、大手ECサイト「アマゾン」の売れ筋ランキング絵本部門1位を達成。

すでに沢山の人に愛されているようですね!

 

 

 

 

 

そして新作の絵本がこちら。

 

スペースシップスキャット

●「SPACE SHIP’S CAT ズィットとガティート」

文 三木道三  絵 ヤノベケンジ

2023年2月13日刊行

¥1,650

猫と少年のコンビが宇宙を冒険し、宇宙人たちと出会い遊ぶ物語。

 

挿し絵を描いたのはこちらの方です。

ヤノベケンジ

●ヤノベケンジ

現代美術家

1965年大阪生まれ。1991年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。

90年代から活動し、日本のサブカルチャーを現代アートに取り入れたパイオニアであり、社会的なメッセージのある機械彫刻や巨大彫刻で知られる現代アーティスト。

京都芸術大学美術工芸学科教授。

 

ヤノベケンジ氏の代表的彫刻シリーズである《SHIP’S CAT》。

シップスキャット像

「SHIP’S CAT」の隣に立つヤノベケンジ氏)

 

ヤノベケンジ氏の作品世界をイメージして、三木道三さんがストーリーを書き下ろし、ヤノベ氏が絵を描いたのが、この絵本「SPACE SHIP’S CAT ズィットとガティート」だということです。

三木道三とヤノベケンジ
こちらも動画がありました。

宇宙で出会った宇宙人と友だちになり遊ぶという、子どもの心そのままを描いたような楽しいストーリーです。

スケールの大きなワクワクする動画で、これを見ると絵本も欲しくなってきちゃいますね!

 

まとめ

三木道三さんが手掛けた絵本は、鮮やかでインパクトのある絵を眺めながら言葉のリズムを耳で楽しめる、ある意味贅沢なライム絵本でした。

大人が読んでも楽しめますが、特に小さなお子さんと一緒に読むと楽しさ無限大だと思います。

 

約20年前、「Lifetime Respect」という曲で一世を風靡した、レゲエミュージシャン三木道三さん。

事故の後遺症による体調不良で長い間第一線から退いていらっしゃいましたが、現在はDOZAN11名義で歌手活動を再開され、音楽活動の他に無農薬野菜販売サイト「大和月ヶ瀬自然農園」を運営されるなど、多分野に渡り精力的に活動されています。

一児の父でもあるということで、無農薬野菜の販売や絵本の制作などは、三木道三さんの父親としての視点や温かい愛情を窺える活動だという気がします。

 

これからもますますのご活躍を楽しみにしています。