ネドじゅんさんの著書、「左脳さん、右脳さん。」がベストセラーになっているそうです。

 

ネドじゅん 本

 

この本、確かに面白い。

 

なにが面白いって、普通の「オカン」が、サラッとすごいことを教えてくれているんです。

 

悟りの境地、と言ってもいいのか?

すべての人間が無意識に探し求めているであろう“安心できる幸せな場所”。

そういう場所が驚くべきことに自分の中にあって、そこへのナビゲーション。

 

それを簡単にわかりやすく、

『私にもできそう。』と思わせてくれる方法で教えてくれる。

 

その方法とは?

まずは兎にも角にも「思考を消す」こと。

頭の中に満ちているひとりごとや、グルグル回る答えの出ない疑問、

それを消し去る。

 

しかし人間は何をするにも常に何かを考えているもの。

思考を消し去るなんて、そんなことが出来るのか?

と思うけど、ネドじゅんさん曰く出来るのだそうです。

 

そしてそのためにネドじゅんさんが提唱しているのが、呼吸法

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ネドじゅんの呼吸法とは

ネドじゅんさんが提唱する呼吸法とは、どんなものなんでしょうか?

 

ネドじゅんさんはイラストも描く人なので、

著書やYouTubeの中で自作のイラストを使ってわかりやすく解説してくれています。

 

その名も「エレベーターの呼吸」。

ネドじゅん エレベーターの呼吸

 

エレベーターの丸い床が上下するところをイメージしながら呼吸する。

 

つまり『深く吸って、深く吐く』ということで、

要は 腹式呼吸 ってことですよね?

 

ただ、「エレベーター」という具体的な物をイメージした上で実践すると、

呼吸を丁寧に行えるのは確かかも。

 

もともと深呼吸とか腹式呼吸とかが体に良いことは周知の事実で

昔から何度となくやる機会はあったけれど、

呼吸って目に見えないから他人のはもちろん自分のだって、

ちゃんと正しく出来ているのかどうか、あまり自信がない気がしてた。

 

しかし

「エレベーターの丸い床が上下するところをリアルにイメージしながら」

と言われると「なるほど」と思うし、

やるのが結構楽しくなってくるから不思議なものだ。

ネドじゅんの呼吸法は何が特別なのか?

ただネドじゅんさんの呼吸法は特別なのかと言われると、

そういうわけではないと思う。

 

「エレベーターの呼吸」というネーミングは耳新しいけど、

やってることは腹式呼吸とか丹田呼吸とか呼ばれている従来の昔からある呼吸法と変わらない。

 

人間にとって深い呼吸は心身の健康と切っても切れない関係にあり、

深い呼吸が体のために良いことは間違いないようで

ヨガや整体・気功など、体と心、精神の修養が目的の世界において

昔から長く行われてきた。

 

なのでネドじゅんさんの「エレベーターの呼吸」も、

実際には特に新しいものではない。

 

ではなぜ今、ネドじゅんさんの本が読まれるのか?

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現代人に受け入れられる理由

ネドじゅんさんが提唱している呼吸法は、

名称を除けば従来から世の中に広く浸透している呼吸法と実際には変わらない。

 

だけどネドじゅんさんの書いた本は売れ、

10本しか動画投稿していないYouTubeのチャンネル登録者数は11万人以上にも達している。

 

これほど人が集まるのはなぜなのでしょうか。

 

それは

・圧倒的なわかりやすさ

・呼吸法の可能性を示してくれたこと

 

なのだと思います。

圧倒的なわかりやすさ

ネドじゅんさんは失礼ながら、どこかのお偉い脳科学者などではなく、普通の主婦。

年齢は公表しておられませんが昭和40年代生まれということなので、

現在は50代だと思われます。

 

その主婦の方が自分で描いたイラストを使って、

「ある日突然自分の身の上に起こった出来事」を語る。

 

臨場感あふれる言葉と、わかりやすいイラストで視覚にも訴えかけてくる。

ということで説得力最強なんですね。

 

ネドじゅんさんの個人的な体験と考察なので、『これ本当のことなの?』と疑うことも出来るわけですが、信じるも信じないもあなた次第というところでしょうか。

 

しかし信じる人が多いからこそ、この大人気なのでしょう。

呼吸法の可能性を示してくれたこと

実は私は20年近く前、

セルフケアのための整体のクラスに通っていたことがあり、

そこで7年間整体を学びました。

 

重要だったのはやはり呼吸法。

丹田呼吸を日常的に行っていたのですが

それは「体を整えるため」とか「交感神経と副交感神経のバランスを取り戻すため」にするという認識しかありませんでした。

 

私は先生から

「いつも頭の中の運動会をやっている人」と言われていたので、

ネドじゅんさん的に言えば「左脳さんがウハウハ」な状態だったと思われます。

 

しかし当時は呼吸法によって、

『あたま優位の状態を、体優位の状態にして心身の健康を目指す』

というような漠然とした目的しかありませんでした。

 

ほとんどの呼吸法はそうではないでしょうか。

『リラックスするため』とか、『エネルギーをアップするため』とか、『血液循環を良くするため』とか、

言ってみれば健康増進が目的というパターンが多いと思います。

 

しかしネドじゅんさんは違う。

呼吸法を続けることによって

「意識がガッシャンと切り替わり、ストレスゼロの世界に生きるようになれる」

という輝かしいゴールを教えてくれたわけです。

 

これはいわゆる「悟りの境地」というやつらしいです。

 

悟りの境地に達する人なんて、世の中に一体どれだけいるのか?

 

チベットの山奥か何かで食べ物もろくに食べずに一生かけて修行した人だけだろう。

今まではそんなイメージでしたが、

もしかしたら私たちも、普通の社会生活を送りながら悟りの境地とやらに達することができるかも。

 

ネドじゅんさんはそれを教えてくれたのです。

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まとめ

私がネドじゅんさんの本を読んだきっかけは、

心配ごとや悩みがあるとそれで頭がいっぱいになる自分をなんとかしたいと思ったからです。

 

考えても解決しない問題をいつまでもグズグズ考えてしまって、何をするにも身が入らない。

そんな自分の考え方の癖みたいなものを改善したい。

 

そう思ってSNSを調べまくっていた時に目に入ってきたのがネドじゅんさんの著書「左脳さん、右脳さん。」でした。

 

ネドじゅんさんは悩みごとどころか、思考そのものを消し去るんだと言ってのけます。

それが可能であり、その先には意識の変容があり、右脳とつながったストレスゼロの自分がいると。

 

呼吸法は単調だし、長く実践するのは根気がいると思いますが

ネドじゅんさんが到達した悟りの境地、世界が一つだと体感できて感動する場所に、私もぜひ行ってみたいです。

そう考えると、これまでグズグズ悩んでいたことなんて、どうでもよくなってきました。

これも小さな意識の変容になるのでしょうか。

 

すでに自分が以前とは別の世界に移りつつあるような気すらしてきます。

 

エレベーターの呼吸、続けてみよう。

 

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