2025年8月、神戸市のマンションエレベーター内で起きた凄惨な刺殺事件。

 

逮捕された谷本将志容疑者は、過去に殺人未遂で逮捕された前科があるのに社会復帰して普通に働いていました。

 

「なぜ社会に出られていたのか?」といった疑問の声が相次ぐ中、ネット上では「谷本将志は元中国籍で帰化した人物ではないか?」という噂が急速に拡散されました。

 

そのため一部SNS投稿では「帰化人だから司法が甘い」などの主張も見られ、様々な情報が混在している状態です。

 

この記事では、谷本将志容疑者の中国籍・帰化説の真相、そして社会復帰できた背景について、複数の報道や情報をもとに徹底検証していきます。

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谷本将志は中国籍で帰化したって本当?

神戸市中央区で起きた刺殺事件で逮捕された谷本将志容疑者(35歳)を巡って、SNS上では「元中国籍で帰化人だった」という噂が急速に広まりました。

 

この情報の発端は、Xに投稿された“元同僚”を名乗る人物「キム・トンスル」の証言です。

 

投稿には「谷 将(コクショウ)という名前で、10年前に中国籍から帰化した」「前科があっても帰化人だから司法が甘く、出所できた」などの主張が含まれていました。

 

この投稿は数百万回表示され、短期間で大きな話題に。

 

その投稿を信じ込み、「谷本容疑者は帰化人だから処罰が軽い」といった批判が生まれ、SNS上の議論は過熱しています。

 

しかし、この“元同僚アカウント”は、過去にも別事件で虚偽情報を投稿していたことが明らかになっており、ファクトチェック団体からも「デマの常習アカウント」と指摘されています。

 

 

 

 

また、NHKや読売新聞などの大手メディアや警察発表では、谷本容疑者は「大阪府出身の日本人」と報じられており、国籍に関する情報は一切なし。

 

仮に外国籍であれば、通常は実名と併せて国籍も明記されるため、報道から見ても谷本容疑者は“日本国籍”と判断するのが自然です。

 

現時点で、谷本将志容疑者が中国籍だった、または帰化したという公式な証拠や記録は確認されていません。

 

この噂は、SNSによる根拠のない情報から拡散された「ネットデマ」と見なすのが妥当です。

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前科持ちなのに社会復帰していた理由

谷本将志容疑者には、今回の刺殺事件に至る以前にも重大な前科がありました。

 

2022年、神戸市内で20代女性の自宅に侵入し、首を絞めて殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で逮捕されています。



さらに、同年6月にはストーカー規制法違反でも再逮捕。犯行は計画的かつ執拗なものでした。

 

本来なら長期の実刑が下されてもおかしくない重罪ですが、裁判では「懲役2年6か月・執行猶予5年」という判決に。



この判決に基づき、谷本容疑者は刑務所に収監されることなく社会復帰していました。

 

なぜそんなことが可能だったのか?



司法が谷本容疑者に関して「反省の意思」や「社会復帰の環境が整っている」などの事情を、実際以上に評価した可能性があります。

司法の痛恨のミスだね!
「癖」なんだからそもそも反省とか無理なんだよ
わかってないなあ



しかし結果として、執行猶予中に凶悪事件を再び起こしてしまい、制度の限界が露呈しました。

 

SNSでは「司法の判断が甘すぎた」「また被害者が出たのは制度の責任」といった批判が相次ぎました。



一部では「外国籍だから忖度されたのでは?」との声がありましたが、国籍によって刑が軽くなるという法的根拠はありません



帰化すれば日本人として裁かれるため、「帰化人だから釈放された」という指摘は事実と異なります。

 

この事件は、前科者への対応、再犯リスクへの監視体制、そして司法制度の再評価を求める大きな警鐘となりました。

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まとめ

谷本将志容疑者が「中国籍だった」「帰化人だった」という説は、SNSの匿名アカウントによる投稿が出所でした。

 

しかし、大手メディアや警察発表では国籍に関する記載はなく、大阪府出身の日本人として報道されています。

 

また、ファクトチェックでも中国籍説や帰化人説は「根拠不明のデマ」と断定されており、信頼性は著しく低いといえるでしょう。

 

その一方で、谷本容疑者が過去に殺人未遂の前科を持ちながら社会復帰していた事実は、多くの人に衝撃を与えました。

 

司法の判断や監視体制の不備が指摘されており、この事件をきっかけに再犯防止策の見直しが急務であることは明らかです。

 

 

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