アイキャッチ画像 江口のビンタ

 

2025年12月14日開催の「ブレイキングダウン18」の前日計量・会見(12月13日)で、江口響選手が対戦相手の竜選手に不意打ちでビンタを食らわせました。

 

竜選手がその場で失神、後頭部を強打。

 

その後くも膜下出血が判明(飛行機移動後の体調悪化による再検査で)しました。

 

格闘技イベントの枠を超えて波紋を広げているこの事件。

 

ファンや視聴者の間では「江口響は傷害罪で逮捕されないのか?」という疑問と怒りの声が噴出しています。

 

現時点(2025年12月16日)で、江口響選手は逮捕されておらず、警察による捜査報道も出ていません。

 

ではなぜ、このような重大な結果を招いたにもかかわらず、江口響は傷害罪で逮捕されていないのでしょうか?

 

その理由を法律的視点・被害者の意向・格闘技業界の特殊性という3つの観点から解説していきます。

 

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傷害罪は成立するのか?

まず重要なポイントとして、傷害罪(刑法204条)は「非親告罪」です。

 

つまり、被害者が警察に「訴えたい」と言わなくても、警察・検察が独自に捜査・起訴・逮捕ができる犯罪です。

 

江口響選手の行為は「試合中」ではなく、試合前の会見・計量中という“競技の外”での不意打ち。

 

竜選手はまったく防御しておらず、不意を突かれたビンタで後頭部を床に打ち付け、意識を失いました。

 

医師の診断で明らかになったのはくも膜下出血という脳に関わる深刻な傷害。

これは、ただの「演出」や「小競り合い」とは次元の違う、明確な暴力行為です。

 

法律専門家の中には「十分に傷害罪が成立する内容であり、刑事事件として扱われてもおかしくない」と指摘する声も出ています。

 

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逮捕されていないのはなぜ?

逮捕や起訴が行われていない最大の理由は、被害者である竜選手の対応にあると考えられます。

 

 

竜選手は大会当日のマイクで「油断していた自分が悪い」「ここはブレイキングダウン」と江口選手を一部庇いつつ、再戦をアピールしています。

 

さらにくも膜下出血判明後も「名古屋大会で江口をKOして無念を晴らす」と再戦意欲を示し、現在は症状が安定・改善傾向にあります。

 

このように被害者自身が処罰を望んでいない場合、捜査機関も積極的に逮捕・起訴に踏み切らない傾向があります。

 

特に、当事者同士が水面下で和解や示談を進めている場合、刑事事件として進展しないケースも多いです。

 

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江口響の態度に批判殺到

江口選手は事件後、「竜くんとは話した」「外野に説明する必要はない」「黙って見てろ」といった強気なコメントを残しています。

 

 

これに対してSNSや視聴者の間では「反省の色が見えない」「逆ギレしていて不快」など、怒りの声が多く見られます。

 

 

 

 

一方で、関係者の瓜田純士氏は「江口は非常に反省しており、格闘技辞めるとまで言っていた」と語っており、表の姿と裏の対応にギャップがある可能性も指摘されています。

 

ただし、どれだけ反省していたとしても、暴力行為を映像で確認できる以上、責任は免れないとの意見も根強くあります。

 

ブレイキングダウンへの批判

今回の事件をきっかけに、「ブレイキングダウンの体質そのものに問題がある」という批判も高まっています。

 

過激な演出、煽り合い、試合前の乱闘など、視聴数・話題性を重視するあまり、選手の安全やモラルが軽視されているのではという懸念が噴出。

 

 

 

元RIZIN選手の平本蓮氏や、へずまりゅう氏などもSNSで「暴力を容認するな」「もはや格闘技ではない」と批判を表明。

 

運営側の対応としては、江口響選手に対し2大会の出場停止処分と厳重注意が下されていますが、それだけでは軽すぎるという声も多くあります。

 

江口響が逮捕される可能性は?

 

 

現時点(2025年12月16日)で逮捕報道なし。

竜選手が処罰より再戦希望のため、進展しにくい可能性が高いです。

 

特に以下のような場合には動きがあるかもしれません:

 

・竜選手が今後、改めて被害届を提出
・警察が映像などから独自に捜査を開始
・世論・メディアの反発が高まり、社会的圧力がかかる

 

ただ、被害者が和解を望んでおり、ブレイキングダウンという“特殊な舞台”で起きた出来事という点も踏まえると、不起訴のまま収束する可能性も高いと見られています。

 

まとめ

江口響選手による竜選手への不意打ちビンタ事件は、結果的にくも膜下出血という深刻な傷害を引き起こしました。

 

法律上は傷害罪が成立する可能性が高く、逮捕の対象にもなり得る行為です。

 

しかし、被害者である竜選手が処罰を望んでいないこと、裏での謝罪や和解の可能性、業界特有の事情などが重なり、現時点では逮捕には至っていません。

 

それでも、視聴者・ファンの不信感は強く、今後の対応を間違えれば、江口選手やブレイキングダウンの信頼が大きく損なわれることは避けられないでしょう。

 

運営側には再発防止策の徹底と、選手の安全管理を強化する責任が求められています。

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