「モンハン最新作、ちょっと怖い…」 SNSや掲示板で見かける「PS5がクラッシュする」「PCが落ちる」といった不穏な声。
いよいよ発売が近づく『モンスターハンターワイルズ』ですが、プレイを楽しみにする一方で「本当に大丈夫なの?」という不安を抱えている方も少なくないはず。
とくに、過去の高負荷ゲームのトラウマがある人にとっては、マスターランクや大型追加コンテンツの話題も“不安材料”に聞こえてしまうかもしれません。
今回は、そんな「モンハンワイルズはやばいのか?」という疑念に丁寧に向き合いながら、背景にある技術的な要因や実際のクラッシュリスクについても整理します。
先に知っておくことで、安心して発売日を迎えられる準備ができますよ。
目次
高スペック前提のゲーム設計が背景に
まず結論から言えば、『モンハンワイルズ』がクラッシュを誘発する設計という証拠はありません。
ただし、現行のPS5やPCに対して極めて高い負荷をかける設計がなされている可能性は高いと見られています。
その理由は、これまでに発表された情報からも明らかです。
リアルタイムの気象変化、広大なフィールドシームレス移動、大型モンスターの同時出現など、高負荷な仕様。
開発インタビューでも、「新しい体験にふさわしい処理能力が求められる」との発言があり、裏を返せばスペック不足のハードでは動作が不安定になる余地もあるということ。
これはカプコンに限らず、近年の大作タイトル(例:サイバーパンク2077、アバター:フロンティアズ・オブ・パンドラなど)でもよく見られる傾向です。
PS5やPCが“クラッシュする”という声の正体
ではなぜ「クラッシュする」「壊れる」といった噂が立つのでしょうか?
これは多くの場合、「実際にハードが壊れた」わけではなく、以下のような現象を指しているケースがほとんどです。
・突然フリーズして再起動が必要になる
・熱暴走で電源が強制シャットダウンする
・GPU負荷が高すぎて画面がブラックアウトする
・エラーコードが出てゲームが終了する
特にPCユーザーの場合、設定を上げすぎた結果のオーバースペック挙動でこうした現象が起こることがあります。
一方、PS5では冷却が追いつかず熱保護モードに入ることもあり、これが“クラッシュした”と表現されていることも。
つまり、「やばい」とされているのはゲームそのものというより、プレイ環境との相性・設定ミス・放熱対策の不足といった要因が重なった結果なのです。
マスターランクや大型DLCが不安に聞こえるワケ
SNS上では、「大型アップデートやマスターランクが来たらもっとヤバそう」という声も多く見られます。これは過去のシリーズ経験に起因する不安とも言えます。
たとえば、
『アイスボーン』では一部で発熱が報告されたという声もあり、「高難度=高負荷」という印象を持っているプレイヤーは少なくありません。
実際に、モンハンの大型DLCは以下のような“強化”が行われがちです。
・同時出現モンスターの増加
・凶暴化によるエフェクト処理増大
・新フィールドによるローディング多発
・オンラインマルチ処理の複雑化
こうした変更が積み重なると、アップデート後に“急に重くなる”こともあり、そこからクラッシュ疑惑が再燃するという流れです。
安心してプレイするための3つの備え
では、「やばいかも」と心配しながらも、楽しみにしている人が安心して備えるには何をすべきでしょうか?
以下の3点をチェックしておくと、心配がぐっと減ります。
① 発売前に推奨スペックを必ず確認
PC版を予定している方は、カプコン公式サイトやSteamの「推奨スペック」「必要スペック」をしっかりチェックしましょう。
可能なら、推奨の1.2〜1.5倍の余裕を持った構成にしておくと安心です。
② 冷却・排熱対策を見直す
PS5であれば、「縦置き・横置きのバランス」「放熱スペースの確保」など基本的な対策も見直してみてください。
冷却スタンドや周辺機器の導入も有効です。
③ オプション設定で処理負荷を下げる
初回起動時は、まず「パフォーマンスモード(60fps優先)」で始めて、徐々に画質を上げていく方式がおすすめです。
特に影の品質・遠景描写距離は高負荷になりやすいので、ここを抑えるだけでも安定性がぐっと上がります。
「やばい」ではなく「重たい」ゲーム、という認識でOK
繰り返しになりますが、『モンハンワイルズ』は悪意ある“やばいゲーム”ではなく、次世代のビジュアルとスケールを最大限に引き出すための“重たいゲーム”です。
つまり、「ちゃんと動かせる環境さえ整えれば、本来の楽しさが味わえる」作品。
発売前の懸念として、特定の環境での不具合が予想されますが、全体のユーザーが壊れるわけではありません。
とはいえ、不安なままプレイしても楽しさは半減してしまいます。 だからこそ、事前に準備を整え、「自分の環境で快適に動くか」を判断できる視点を持っておくことが大切です。
まとめ:大作ゲームは“情報戦”。惑わされず自分で見極めよう
発売前はどうしても「クラッシュするらしい」「熱暴走するってよ」といった話が先行しがちです。
とくにネットでは、印象的な“失敗談”のほうが拡散されやすいため、実態以上に不安が膨らむ構造になっています。
でも大事なのは、「噂を信じること」ではなく、「自分の環境と照らして判断すること」。
不安をゼロにすることは難しいですが、「こういう背景がある」「こう備えればいい」とわかれば、不安はぐっと現実的になります。
そして、その備えの先にはきっと、誰かと協力して狩る“最高の体験”が待っているはずです。 安心して、その日を迎えましょう。