「塗った瞬間にシワが消える」──そんな夢のようなキャッチコピーに惹かれて検索してみたものの、肝心のクチコミや体験動画がまったく見つからない…。
この「チュルミクリーム」、本当に実在する商品なの? それとも何か理由があるの?
この記事では、情報が見つからないこと自体にモヤモヤしている方に向けて、商品の実態や検索で引っかからないワケ、そして見落としがちな注意点を整理していきます。
チュルミクリームの正体が見えない理由
結論から言うと、「チュルミクリーム」という商品は実在するかどうかすら怪しい、
いわゆる“広告だけが存在する系”の製品である可能性が高いです。
なぜなら、通常の化粧品であれば、楽天やAmazon、@コスメといった大手レビューサイトに必ずといっていいほど使用者の投稿が存在します。
しかし「チュルミクリーム」に関しては、広告で紹介されているわりにそのようなレビューが見当たりません。
これにはいくつかの理由が考えられます。
・商品名自体が仮のネーミング(広告用に都度変更されるケース)
・情報商材のように“実体は販売ページだけ”で口コミや実績がない
・SNSやブログで取り上げられていない(企業がPR依頼していない)
実際、似たような「塗った瞬間に変化が起きる」系のクリーム広告では、商品名が毎月変わっていたり、販売元が別名義だったりすることも少なくありません。
なぜ口コミも動画も出てこない?
なぜ口コミも動画も出てこないのでしょうか?
ここが一番のモヤモヤポイントかもしれません。効果があるなら誰かが投稿していてもよさそうなのに…なぜ、そんな形跡すらないのか?
それは、“意図的に口コミが作られていない”からだと考えられます。
まず、信頼できる商品であれば、企業側がインフルエンサーやモニターを通じて一定数のレビューを集めるのが一般的です。
しかしそれがない場合、以下のようなケースが想定されます。
・一時的に広告で売り切って撤収する“ランディングページ商法”
・商品に自信がなく、逆にレビューが広がると逆効果になる
・初回だけ安く買わせて、定期購入に誘導するサブスク罠
さらに注意したいのは、「チュルミクリーム」のようなキーワードが、検索エンジンのサジェスト(予測変換)にすら出てこない点です。
これは実際の検索需要が極端に少ないか、名前を変えながら広告だけを打っている可能性を示唆しています。
広告で注意すべきポイント
ここで一度、冷静に“広告の構造”を見直してみましょう。
「手品みたいにシワがなくなる」「秒で変化」「20歳若返る」
──このような言い回しは、視覚的インパクトを重視した“インフォマーシャル型広告”で多用されます。
特徴としては
● ビフォーアフターの画像が不自然(光や角度で誤認させる)
●「医師も驚いた」といった権威演出(でも実在しない人物)
●「今だけ!半額」など購入を急かす仕掛け
また、購入リンクが公式ECサイトではなく、LINE登録や個人情報入力ページに直結している場合も要注意。
これらは“情報収集”が目的で、購入後に勧誘や別商品の紹介が届くケースもあります。
それでも気になる時は…
とはいえ、広告で見たあの変化が本当なら……と気になる気持ち、よくわかります。
その場合、次のステップを踏んでみてください。
-
商品名でGoogle画像検索をかけてみる:ビジュアルの出どころが判明することがあります。
-
「チュルミクリーム+詐欺」「チュルミクリーム+ステマ」などで検索:ネガティブワードで実態が見える場合があります。
-
広告内の販売者情報を確認:特商法の記載が曖昧な場合は要警戒。
-
他の“即効系”クリームでレビューのあるものを検討:たとえば「アスタリフト」や「リンクルショット」などは実際の利用者が多く、比較がしやすいです
要するに、購入前に「引っかかる点」を一つでもクリアにしておくことが、後悔しない買い物につながります。
まとめ
おわかりいただけたでしょうか?
“情報が見つからない”こと自体がすでにサインです。
検索してもクチコミがない、動画が出てこない、インフルエンサーも触れていない…。
それは「実際に使った人がいない」か、「使ったけど誰も言及したくなかった」からかもしれません。
状況によっては、広告だけが先行して実態が追いついていない“架空商品”の可能性もあるため、冷静な判断が必要です。
少しでも不安を感じたら、一旦立ち止まって情報収集を。
納得して買えるものは、たいてい他の誰かが体験を共有してくれているものです。