宮城県石巻市で、父親が15歳の息子を自宅で殺害するという事件がありました。
背中を刃物で刺し、首を締めるなどして殺害したようです。
犯行の約1時間後、父親は知人に連れられ石巻警察署に自首しました。
父親と息子に何があったのでしょうか?
事件の概要
読売新聞オンライン
画像は事件があった自宅 集合住宅のようです。
日時:2025年4月28日午前7時頃
場所:宮城県石巻市流留
被害者:15歳の男子高校生(1年生)
加害者:48歳の父親(会社員)
事件内容:
・父親が「息子を殺した」と自首し、警察が捜査を開始
・被害者の男子高校生は背中に複数の刺し傷があり、首にはロープの跡があった
・事件は親子間での殺人事件とされており、詳細な動機や背景は捜査中
父親はどんな人物?
父親はどんな人物だったのでしょうか?
名前:佐々木嘉志容疑者
年齢:48歳
職業:会社員
まだ詳しい情報は出ていませんが、息子と二人暮らしだったということです。
母親は死別したか離婚したのか、または別居しているのか、わかりません。
男手一つで働きながら子育てをしていたのだと思われます。
息子はどんな人物だった?
息子さんはどんな子供だったのでしょうか。
この春高校1年生なら、まだ中学生っぽさが抜けていない、まさに子供と大人の境目の難しい年齢です。
名前:佐々木慧太さん
年齢:15歳
職業:高校1年生
同級生によると、「明るくて笑顔がすてきな友達」だったそうです。
慧太さんは事件の前日に野球部の部活動を休んでいて、知人が連絡を入れてもその後、反応はなかったということです。
父親が15歳息子を殺害した理由は?
男手一つで息子を育てる会社員の父親、明るくて笑顔がすてきな高校生。
こんな2人に一体どんな悩みや苦しみがあったのでしょうか?
年齢的に、東日本大震災のときは父親は34歳、息子は1歳。
あの震災を乗り越えて頑張って生きてきた親子なのではないでしょうか?
2人を知る人によると、去年の冬には親子で学校行事に参加していて「2人は仲が良さそうに見えた」といいます。
父親の佐々木容疑者は、野球のユニフォームを着た慧太さんの写真を自身のLINEの待ち受け画面にしていたということです。
仲のいい父と息子の間にどんなトラブルがあったのでしょうか。
家庭内暴力で無理心中?
SNSなどでは、「生活苦などで、父親が無理心中しようとしたのでは?」と言われています。
ただ息子の背中には複数の刺し傷があり、首にロープの跡もあったことから、父親は執拗に息子を殺害しようとしていた風にもとらえられます。
世の中によくある話では、子供の家庭内暴力に耐えかねて親が子供を殺害してしまう、というものがありますが、それに似た状況だったのでしょうか?
父親が息子を、あえて殺害したのか、無理心中しようとしたのか、それはわかりません。
司法解剖の結果、慧太さんの死因は「背中の刺し傷の一部が心臓に達したこと」によることが分かりました。
無理心中なら、そこまで強く刺すことはないのではないか?と考えてしまいます。
やはり父親は何らかの理由で息子だけをこの世から消してしまおうと思ったのでしょうか?
たとえ生活が苦しかったとしても、慧太さんは高校生。
そこまで育てたのなら、息子は息子で独立して生きていくようになるのもあと数年です。
未来ある息子の命を、一体なぜ父親が奪ってしまったのでしょうか?
SNSの声
父親と息子の二人暮らしって難しそうだなとは思う。
男同士だとお互いにライバルになってしまい、喧嘩を避けて距離取るしかなくなって、親が子どもとコミュニケーション取れなくなりそう。
父親がこうするしかなかった理由がきっとあるでしょうね。
どんな理由があっても自分の子どもを手にかけるなんて許されることではない…とばかりは言えないと思うところも同じ親としては正直ある。
何があったか分からないが痛ましい事件だ。
肉親を殺す、肉親に殺されるという結末で別れるのは本当に悲しい。