YouTubeチャンネルで人気急上昇中の「現実を生きるリカちゃん」。
お人形のリカちゃんを主人公に、
まさに現代の「現実を生きている」若い女性の生活や胸の内を描いていて
思わず強くうなずいてしまうリアリティあふれる内容なんですよね。
リカちゃんといえば日本では昔から、もはや知らない人はいないんじゃないか?という位有名なお人形。
「セーラームーン人形」に一時的に売上を抜かされつつもまた返り咲き、着せ替え人形としては常に売上トップ。
56年もの長きに渡り、女の子の永遠のアイドルであり親友でもある存在なのです。
そんなリカちゃん人形がYouTuberとして現代に舞い降りたような「現実を生きるリカちゃん」チャンネル。
チャンネルが開設されたのは2020年5月ですが
2021年7月にテレビで紹介されたこともあり、
チャンネル登録者数はじわじわと増え続け
2024年2月現在、74万人にまで到達しています。
100万人に達するのも時間の問題ですね。
「現実を生きるリカちゃん」の作者は誰でどんな人?
さてこの「現実を生きるリカちゃん」の“中の人”は一体どんな人なのでしょうか?
調査した結果がこちらです。
・本名:非公表
・性別:女性
・年齢:アラサー(20代後半)
・職業:会社員
・配偶者:なし(独身)
動画のクオリティーの高さから映像作家さんなどのプロの方なのかと思いきや、
なんと20代の女性が1人で、しかも会社員生活を送りながら製作しているのです。
さらに特筆するべきこととしてこの女性は…
・就活でタカラトミー(リカちゃん人形の製造・販売を行っている会社)
を受けたが、落ちた。
・コロナで在宅勤務になって時間ができたのでリカちゃんで何かしたいなと思った。
・独学でYouTubeの勉強をした。
もともと子供の頃からリカちゃんが大好きで、大人になってからも漠然とその思いはあったそうです。
しかし失礼ながら、一般の会社つまりOL?の素人の方が、
思いつきのように気軽に始めたチャンネルなんですね。
とてもそんな風には思えない、驚愕のレベルの高さなんですが…。
加えてこちら。
・動画の内容は基本的に全部自分自身の実際のエピソード。
・会社には内緒にしている。
「現実を生きるリカちゃん」の人気の秘密は、
その行動やセリフのリアリティーさから生まれる共感が核になっていると思うのですが、
元ネタは実話だと聞いて納得です。
20代のOLさんが自分自身の生活や心境を、リカちゃんに投影して発信している…。
リアルなはずですよね。
↓ Twitter(X)&インスタグラム、 YouTube
現実を生きるリカちゃんの中の人です!
Twitterではひっそり作業の裏舞台でもつぶやこうかと思ってますがフォロワーさん増えてきてアワワワ
主な投稿は変わらずインスタとYouTubeでやる予定なのでこっちよろしくお願いします!インスタhttps://t.co/ESOhsnkEZd
YouTubehttps://t.co/60FMcldqas— 現実を生きる管理人 (@kanrinin_real) November 8, 2021
たった1人で製作・撮影・編集をこなす20代ハイスペック女子
「現実を生きるリカちゃん」の凄さは、その内容もさることながらリカちゃんを支える大道具・小道具類の緻密さ。
● 家具や衣装、小物などのセットは買ったものと手作りのものが混在
小物は100均やネットで購入したり、
ちょうどいいものがない時やこだわりの物は自分で製作しているそうです。
転がっているセロテープが家具や小物の小ささを物語っています…。
こんなにミニミニな世界なんですね。
洋服は自分で作ったりハンドメイド作家さんから購入したりしているそうです。
この細かさ…。
高いセンスや技術が要求されそうですが
現実を生きるリカちゃんを運営している女性は洋服を作った経験などはなく、
「見よう見まねでやっている」のだそうです。
しかしよっぽど手先が器用でないと、不可能なことですよね。
● 撮影はコマ撮り撮影する
現実を生きるリカちゃんでは、リカちゃんの動きがとても自然で何の違和感もありませんが
撮影はリカちゃんというお人形にポーズをつけながら静止画を何枚も撮影して、
それを一つ一つ合わせて動画にしているのです。
アニメーションのようなものですね。
撮影数は500枚撮影してそのうちの300枚を使うとかそんな感じだそうで、
気が遠くなるような地道な作業なのではないかと想像します。
● 編集作業に7時間
編集作業は7時間くらいかかるそうです。
アイデアを練るのに1~2日、小物制作などの下準備が10時間以上。
衣装選びに最も時間をかけているそうで、
だからでしょうか?現実を生きるリカちゃんはいつもおしゃれで可愛いんですよね。
そして撮影にかかるのは10時間。
なのでYouTube動画1本完成させるのに計30時間以上、大体2週間かかるとのこと。
あのクオリティーの高い作品を作るのにたった1人で、
しかも本業(?)の会社員をやりながら
セットや小物の製作に始まり撮影も編集もこなしているのですから
そのハイスペックぶりには脱帽です。
まとめ
「現実を生きるリカちゃん」の作者は、
会社員として過ごしながら自分の時間を上手に使い
YouTubeを運営している20代のハイスペック女子でした。
考えてみれば製作・撮影・編集のスキルもさることながら、
ストーリーのアイデアや全体の構成、セリフの言い回しも面白く共感できることばかりなので
監督・脚本の才能も持ち合わせているということですよね。
普通に会社員として毎日を過ごしている人の中には、
こんな潜在能力を持っている凄い方もいるんだということがよくわかりました。
「現実を生きるリカちゃん」の中の人におきましてはこれからも作品を作り続けて、
ストレス社会に疲れた現代女性たちの心を癒やし楽しませて頂きたいです。
追記
「現実を生きるリカちゃん」の作者がTwitter(X)で、
“中学生の時に作った本”の画像を投稿していました。
中学生当時からすでに持っていたクリエイターの才能を垣間見た気がします。
この才能が今「現実を生きるリカちゃん」で花開き、
多くの人を楽しませてくれているんですね。
実家から中学生の時に作った本(?)を発掘
背景作ってぬいぐるみ置いて写真撮ってストーリーつけて…今と変わらんな😇? pic.twitter.com/ffUpPCbbZP— 現実を生きる管理人 (@kanrinin_real) June 2, 2022