2023年10月8日に『フィットネスジャパングランドチャンピオンシップス2023』が開催され、ビキニフィットネスで安井友梨さん(39歳)が優勝しました。

安井友梨 優勝

(右:安井友梨さん)

 

安井友梨さんはこれで大会4連覇です。

文句なしのビキニフィットネスの女王ですね。

 

しかし実は安井さんは、大会前に大きなアクシデントに見舞われていました。

2ヶ月前の8月に骨折をしていて、その治療とリハビリの中での優勝だったのです。

この満面の笑顔からは想像できないことですよね。

 

骨折しているのにこんな華やかな大会に出場に出場して優勝するなんて可能なんでしょうか?

一体どこをどんな風に骨折したのでしょう?

また、大会に向けてトレーニングはできたのでしょうか?

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安井友梨さんはジムで骨折していた

安井さんが骨折したのは8月16日のことです。

ジムのロッカーに保管していたトレーニング器具がロッカーを開けた瞬間、左足の上に落ちてきたのです。

 

器具というのはラットプルの「パラレルグリップアタッチメント」という鉄の塊で、重さ15キロもあるそうです…。

どんなにか痛かったことでしょうか。

安井さんは緊急で病院に運ばれ泣き崩れ、パニックになったそうです。

 

病院での診断は

左足の親指の粉砕骨折

ということでした。

 

3週間後の大会を控えてトレーニング中だった安井さんですが、医師からは

3週間後にヒールを履くなんてできません。

普通に歩くことさえ無理。

ましてや大会出場などとんでもない。即手術が必要です。

紹介状を書きますね。」

 

と言われたそうです。

安井さんにとっては酷な言葉ですが、粉砕骨折なのだから無理もないですね。

 

ですがこの後、安井さんがとった行動は驚くべきものでした。

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3つの大会に出場、すべて優勝

「手術が必要です。全治には1年かかるでしょう。」

 

と、医師に言われた安井さんでしたが、

手術をしない決心をするのでした。

絶対に3週間後のオールジャパンに出たい。

いくつかの病院をまわり、検査と治療を繰り返し、手術はしないで治療を続け、大会出場を目指すことにしました

 

安井さんが骨折したのが8月16日。

そしてその後

・9月10日 オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス2023 優勝

・9月17日 オールジャパンフィットモデルチャンピオンシップス2023 優勝

・10月8日 フィットネスジャパングランドチャンピオンシップス2023 優勝

 

と、大きな大会に3つ出場。

3つとも見事に優勝されています。

安井友梨 メダル

 

大会までのトレーニングはどうしていた?

骨折してドクター・ストップがかかったにもかかわらず、手術を受けず3つの大会に出場した安井友梨さん。

大会までのトレーニングはどうしていたのでしょうか?

怪我した後は足を怪我しただけではなく、心も怪我をしてしまい

SNSをひらいたり見たり更新したりするのも苦しくて、心が病んでしまいました

 

ご自身のブログにそう綴っていた安井さんでしたが、そう言いながら治療とリハビリを行いつつ、トレーニングもしていたようです。

これがアスリート魂というものでしょうか。

 

安井友梨さん 骨折から全日本選手権優勝まで

骨折して2週間後

「治療が号泣してしまうくらい痛い

心折れてしまいそう」

 

・食品に普段以上に気を使う

・抗酸化・抗炎症作用のある有機野菜を食べる。

・血液の循環をよくする水素水を飲む。

・リハビリしつつ背中やお尻トレーニング

 

9月10日 オールジャパンフィットネスチャンピオンシップス2023 優勝

翌日9月11日 足が倍くらい腫れてトレーニングできず。

 

●9月17日 オールジャパンフィットモデルチャンピオンシップス2023 優勝

 

●9月21日 腫れがなかなか引かない 大会に出るたびに酷くなる。

ヒールを履くのも3人がかりで、なんとか押し込みようやく履く。

歩く練習

血流をよくするために入浴は1時間、湯船に浸かる。シャワーはダメ。

 

●10月4日

高重量スクワット 怪我する前の重量にもどせた

有酸素運動が少しずつできるようになってきた。

 

●10月6日

ヒールを履く練習をする

ミュールはむりなのでストラップ付きで

 

●10月8日 不屈の精神で全日本選手権優勝。

 

安井友梨オフィシャルブログより)

 

 

骨折したままリハビリしていた安井さんですが、足の腫れはだんだん酷くなる一方だったそうです。

信じる力。それが奇跡を生む。

奇跡は待っていても起きない

自分から掴みに行くものだと初めて知りました

 

安井さんの次の目標は、11月に行われる世界大会。

2021年、2022年はどちらも準優勝でした。

 

骨折する前はトレーニングの種類に好き嫌いがあり、嫌々やっていたものもあるという安井さんですが、今はトレーニングできることが嬉しいそうです。

 

骨折しても、治療とリハビリとトレーニングを果敢に行い続け笑顔で舞台に立つ安井友梨さん。

本当に奇跡を掴んだと思います。

 

次は悲願の世界一に輝くかもしれません。

 

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