2025年9月7日、石破茂首相が突如辞任を表明しました。
これを受け、自民党は新たな総裁を選出する総裁選に突入し、「次の首相は誰なのか?」という国民の注目が一気に高まっています。
次期首相の座を巡り、今名前が挙がっているのは、高市早苗、小泉進次郎、河野太郎、小林鷹之、そして上川陽子といった5人の有力候補たち。
それぞれが異なる政策ビジョンや支持基盤を持ち、党内の力関係や世論の動きが大きなカギとなっています。
この記事では、石破首相の辞任の背景から始まり、注目の5人の次期総裁候補を徹底比較しました。
彼らがどのような理由で有力視されているのか、また、次の日本を率いるリーダーにふさわしいのは誰なのかを詳しく解説していきます。
目次
石破首相が辞任した背景とは?
2025年9月7日、石破茂首相が突然辞任を表明し、このニュースは日本中に大きな衝撃を与えました。
石破首相が辞める理由としては、2025年7月に行われた参議院選挙で、自民党が大きく議席を減らしたことが大きいとされています。
国民の間では「経済が良くならない」「生活が苦しい」といった声が多く、それが選挙結果に反映された形です。
石破首相は「国民の信頼を回復するためには、新しいリーダーに任せるべきだ」と語り、自ら身を引く決断をしました。
これにより、自民党では新しい総裁(=次の総理大臣)を決めるための総裁選が行われることになりました。
では、その「次の首相」は一体誰になるのでしょうか?
次期首相で有力視されている5人
次期首相として有力視されているのは以下の5人と言われています。
最有力視されているのは高市早苗?
有力視されている一人目は高市早苗氏です。
産経ニュース
高市氏は現在「経済安全保障担当大臣」を務めている自民党の政治家です。
2024年の総裁選では、石破氏にあと一歩のところまで迫り、党員票では一番多くの支持を集めました。
高市氏の強みは、保守的な考え方に強く共感する人たちからの支持が厚いこと。
たとえば、「日本をもっと強く守るために、防衛や憲法の見直しを進めるべき」といった考え方です。
また、高市氏が首相になれば日本で初めての女性総理大臣ということになり、これも大きな注目ポイントの一つです。
ただし、党内には「もっとバランスの取れた政策が必要だ」という中道派も多く、高市さんが勝つためには、党内での調整が必要になるでしょう。
若さに期待の声が高い小泉進次郎
有力視二人目は小泉進次郎氏です。
東京新聞
小泉進次郎氏は元首相・小泉純一郎さんの息子で、これまで環境大臣などを務めてきた政治家。
年齢は44歳と若く、テレビやネットなどでもよく見かけるため、一般の人からの人気も高いです。
若い世代や女性からの支持が特に強く、「自民党を変えてくれそう」「時代に合った改革をしてくれそう」という期待の声があります。
進次郎氏は気候変動対策やデジタル改革、そして選択的夫婦別姓といった新しい社会のあり方にも前向きで、これらの政策は特に若い有権者に響いています。
ただし党内の派閥にはあまり属しておらず、ベテラン議員からは「経験が足りないのでは?」という声もあるため、党内の支持をどう広げていくかが課題となります。
河野太郎が再浮上する?
三人目は河野太郎氏。
毎日新聞
河野太郎氏は過去に外務大臣や防衛大臣、そして現在はデジタル担当大臣を務めている政治家です。
英語も得意で、海外の政治家ともスムーズにやりとりができることから、「国際的に通用する首相」として期待されています。
彼の大きな特徴は、「改革派」として積極的に制度を変えていこうとする姿勢です。
デジタル化や行政改革を進め、無駄を減らそうと努力してきました。
しかし、2024年にはマイナンバー制度での問題が発生し、国民の間で不信感が広がりました。
また、党内でも「自分の意見を強く押しすぎる」といった批判もあり、支持が伸び悩んでいます。
とはいえ、麻生派の後ろ盾があり、根強い支持もあるため、今後の動き次第では再び注目を集める可能性があります。
小林鷹之が経済重視で急浮上
四人目は小林鷹之氏。
産経ニュース
小林鷹之氏は、ハーバード大学を卒業し、元財務官僚という経歴を持つ知的な政治家です。
これまでに経済安全保障の分野で活躍し、重要な法案の成立にも関わってきました。
小林氏の強みは、経済政策に詳しいこと。
今の日本では「物価が上がって生活が苦しい」「給料がなかなか上がらない」といった悩みが多く、こうした問題にしっかり対応できる人として注目されています。
また、特定の派閥に強く依存していないため、党内のバランスを取れる「調整役」としても評価されています。
ただし、国民の間ではまだあまり知られていないため、知名度をどう上げていくかが課題です。
上川陽子に女性首相の可能性はありか?
五人目は上川陽子氏。
自由民主党
上川陽子氏は、現在の外務大臣で、これまでに法務大臣も経験したベテラン政治家です。
海外とのやりとりにも慣れていて、特にアメリカとの関係で信頼を得ている人物です。
高市氏と同じく、上川さんも「日本初の女性首相になるかも」と注目されています。
ただ、高市氏の注目度が高く「保守派の代表」的な存在なのに対して、上川氏は穏やかで、バランスの取れたイメージがあるがゆえに高市氏ほど注目されていません。
派閥の力があまり強くないため、党内の票をどれだけ集められるかが勝負になります。
次期総裁を決める鍵は?
自民党の総裁選は、国会議員の票と、全国の党員による票で決まります。
議員票は約380票、党員票は約110万人分があり、どちらの支持もバランスよく集める必要があります。
今回の選挙では、保守派が団結して高市さんを推すのか、若手や中道派が小泉さんや小林さんを支持するのか、党内の力関係がカギになります。
また、参議院選挙で大敗したことにより、党は「どうやって国民の信頼を取り戻すか」が最大のテーマになっています。
若くて新しい顔を出すのか、それとも経験あるベテランで安定感を重視するのか、選択は難しいところです。
さらに、アメリカのトランプ政権や中国との関係など、外交面でもリーダーシップが問われています。
誰が次の首相になるかによって、日本の未来は大きく変わることになるでしょう。
まとめ
次期首相が誰になるか有力候補を上げてみましたが、実際に誰がなるのかはわかりません。
誰がなるとしても、最も重要なのは国民の信頼を取り戻せるかどうかです。
今後の動きに注目しながら、日本の未来を担う新しいリーダーがどのように選ばれるのか、しっかり見守っていきましょう。