漫画『私が見た未来』表紙

©たつき諒/飛鳥新社

 

1999年に刊行された漫画『私が見た未来』。

 

この作品の作者・たつき諒さんが描いた“予知夢”が、のちに現実と一致したことで話題を集めました。

 

特に、2011年の東日本大震災を「15年前に予言していた」とされる記述は、多くの人々に衝撃を与えました。

 

そんな彼女が新たに予知したのが「2025年7月5日の大災難」です。

 

この日を前にSNSでは旅行キャンセルの動きも広がり、「本当に起きるのか?」と不安の声が相次いでいます。

東日本大震災を当ててたの!?
そんな実績があるんなら、ちょっと気になる

 

この記事では、『私が見た未来』の内容と過去の的中例注目される予知夢の詳細、そして私たちがどう向き合うべきかについて、わかりやすく解説します。

スポンサーリンク

たつき諒とは何者?

たつき諒(本名:龍樹諒)さんは、1990年代に活躍していた日本の女性漫画家です。

たつき諒が描いた自分

©たつき諒/飛鳥新社

 

ペンネームたつき諒、竜樹諒(たつき・りょう)

性別:女性

生年月日:1954年12月2日(2025年現在、70歳)

出身地:神奈川県横浜市

血液型:O型

職業:元漫画家( 現在は福祉関連の仕事に従事 )

活動期間:1975年~1999年(2021年に『私が見た未来 完全版』で一時復帰)

主な作品

『私が見た未来』(1999年、2021年に完全版刊行)

・『人形物語』

・『時の中の少女』

・『水色の航空書簡』

・『タージ・マハル廟のある町』

デビュー:1975年、秋田書店『月刊プリンセス』にて「郷ひろみ物語」でデビュー(竜樹諒名義)

趣味:旅行

経歴

・横浜商業高校卒業後、漫画家を志し、アシスタントを経てデビュー。

・1970年代~1980年代は少女漫画を中心に活動し、1990年代はホラー漫画誌で活躍。

・1999年、ストーリー作りの苦手意識と体力の限界から漫画家を引退。

・引退後はコンピュータグラフィック、医療事務、住環境福祉コーディネーターなどの職に就く。

特徴

1980年代から予知夢を見ることがあり、それを「夢日記」に記録。

 

『私が見た未来』は自身の予知夢や知人の恐怖体験を基にした作品で、特に「大災害は2011年3月」と記された表紙が東日本大震災と結びつき話題に。

 

・2021年に『私が見た未来 完全版』を刊行し、「2025年7月の大災難」を予言として記載。

その他

霊感はないと本人は述べており、予知夢は伝達者としての役割と認識。

・結婚や家族に関する情報は非公開。

・2021年になりすまし騒動が発生し、本人が名乗り出て完全版刊行に至る。

 

たつき諒さんは当時からオカルトや都市伝説をモチーフにした作品を数多く発表しており、1999年に刊行された短編集『私が見た未来』が代表作とされています。

 

予知夢を基にした作品で注目を集めつつ、自身は予言者ではないと言い、災害への備えを促す立場を取っています。

『私が見た未来』が注目された理由

この作品が再注目されたきっかけは、その表紙に書かれていた「2011年3月 大災害が起きる」という一文でした。

 

なんとその日付が、後に発生する東日本大震災と完全に一致していたのです。

 

この偶然とは思えない一致が「予言漫画」として広まり、多くのメディアやSNSで話題となりました。

 

活動を休止していたたつき諒さんは、2021年に『私が見た未来 完全版』として再出版。

 

この再刊では未発表の予知夢や新たな夢の解釈も加わり、より大きな注目を集めることになります。

スポンサーリンク

的中したとされる出来事一覧

たつき諒さんの夢には、後に現実と一致したとされる内容がいくつかあります。

 

代表的なものが以下です。

東日本大震災(2011年3月11日)

1996年3月11日に見た夢として記録されており、「津波による大災害」と具体的に描写されています。

 

・ダイアナ妃の死(1997年)

⇒ 1992年8月31日に夢で「有名な女性が命を落とす」と見たとされ、日付まで一致。

 

・フレディ・マーキュリーの死と映画化

⇒ 1976年と1986年の夢で彼の死や映画化を予知。映画『ボヘミアン・ラプソディ』の公開(2018年)と重なると話題に。

 

これらの予知夢は、後から一致しているとされたものもありますが、具体的な日付や描写の一致は無視できないと感じる人が多いようです。

2025年7月5日の大災難とは?

注目されているのが、2025年7月5日に発生するとされる「本当の大災難」。

 

たつき諒さんの夢によると、午前4時18分に巨大地震と津波が日本の太平洋側を襲い、甚大な被害が出るとの内容でした。

 

たつき諒 漫画

©たつき諒/飛鳥新社

 

この夢は1991年頃に見たとされ、『私が見た未来 完全版』の中で改めて取り上げられています。

 

具体的な時刻まで示されたことで、多くの人が「本当に起きるのでは?」と警戒しており、SNSや動画配信でも頻繁に話題となっています。

 

科学的根拠は存在しないものの、「東日本大震災の的中経験」があるため、警戒心を持つ人が少なくないのです。

スポンサーリンク

外れた予言もある?

たつき諒さんの予知夢には、まだ現実になっていない、あるいは的中しなかった夢もあります。

 

例を挙げると、

東京湾に巨大な穴が開く夢(未発生)

 

首都直下型地震が2021年に起こる(起こらず)

 

謎の病気が世界中に広がる夢(COVID-19との関連は不明)

 

これらの夢が現実とは一致していないため、予知夢全体の信ぴょう性を疑問視する声もあります。

 

ただし、たつきさん本人も「不安を煽ることが目的ではなく、備えるきっかけにしてほしい」と語っています。

旅行キャンセルが急増中?SNSで広がる不安の声

2025年7月5日の「大災難」予言が話題になるにつれ、実際に旅行をキャンセルする人も出てきています。

 

特にX(旧Twitter)やYouTubeでは、「この日は家にいる」「海沿いの旅行を避けた」などの投稿が相次いでいます。

 

旅行代理店の一部では、7月初旬のキャンセル率が例年よりやや高いと報告されています。

 

また、問い合わせの中には「予言が気になって…」と理由を示すケースもあるとのこと。

 

ただし、多くの人は「日程の都合がつかない」などのあいまいな理由でキャンセルしており、直接的に予言を口にすることには抵抗があるようです。

さすがに「予言が気になって怖いから」とは言えないよね
でももし予言が当たったら…って考えると、やっぱり旅行を楽しめないかも

 

※夢はあくまで主観的なものであり、象徴的・暗示的な意味を持つことも多いため、すべてを事実として受け止めるのは危険です

 

スポンサーリンク

たつき諒本人からのメッセージ

たつき諒さんは、「私の予知夢は絶対に当たるとは限らない」と前置きした上で、「不安を煽るのではなく、災害への備えをしてほしい」と語っています。

 

確かに、予言の多くは象徴的であり、科学的な裏付けはありません。

 

しかし、過去に一致した出来事があるからこそ、多くの人が「念のために備えておこう」と考えるきっかけになっているのです。

 

私たちにできることは、不安に飲み込まれるのではなく、「備えあれば憂いなし」の精神で冷静に対応すること。

 

防災グッズの見直しや、避難経路の確認、災害用アプリのインストールなど、できることから始めておくのが賢明です。

まとめ|予言に振り回されないことが大切

『私が見た未来』に描かれたたつき諒さんの予知夢は、東日本大震災など一部が現実と一致したことで、多くの人々の注目を集めてきました。

 

そして今、2025年7月5日に起こるとされる「大災難」の予言が再び世間に大きな波紋を広げています。

 

実際に旅行キャンセルが増えていることからも、予言が人々の行動に影響を与えているのは確かです。

 

 

しかし、予知夢には科学的な根拠はなく、すべてが的中するわけではありません。

 

たつき諒さん自身も「不安を煽るのではなく、備えてほしい」という姿勢を明確にしています。

 

だからこそ大切なのは、情報に過度に振り回されず、冷静に受け止め、防災意識を高めることです。

 

「未来は誰にもわからない」

──その前提に立ちつつ、私たち一人ひとりが「備える意識」を持つことで、もしもの時に慌てずに行動できるようになります。

 

予言に怯えるのではなく、それをヒントに前向きな準備を始めてみてはいかがでしょうか。

 

スポンサーリンク