スポーツ財団が全国の男女を対象に実施した「好きなスポーツ選手」の調査結果を発表しました。
それによると1位は羽生結弦。2位は大谷翔平、3位はイチローでした。
どの選手も世界的な有名人であり人気者ですが、特に羽生結弦さんは幅広い年代で1位となるだけでなく、常に女性からの圧倒的人気においては他の追従を許しません。
わかります。この純粋で優しそうな笑顔。スラリとしたスリムなスタイル…。
繊細で優雅で、時には雄々しく激しいスケートの美しすぎる演技。
まるで少女漫画から抜け出してきた王子様を見ているようで、うっとりしてしまいます。
羽生結弦さんは現在28歳ということで、『どんな人と結婚するんだろう?』『付き合ってる彼女はいるの?』ともっぱら話題になります。
今や世界中の女性ファンが、羽生結弦の結婚相手について並々ならぬ興味を持って注視しています。
羽生結弦は結婚願望を持っていない?
かつて2015年7月18日に放送された特別番組『羽生結弦が神戸で舞う!ファンタジーオンアイス2015』で、羽生さんが「25、6歳で結婚したいと思ってます。」と発言したことがありました。
この時羽生さんは20歳だったのですがこの時の発言の影響はとても大きく、もう8年も前のことなのにこの発言だけが切り取られ、『羽生結弦の結婚願望』として未だに話題に上るようです。
しかしこの発言は公式なインタビューに対する答えなどではなく、番組内に『織田信成、羽生結弦、宇野昌磨のぶっちゃけ男子会』というちょっとコミカルなトークコーナーが設けられていて、3人の和気あいあいとした会話のやり取りの中での発言。
(10:33~頃より)
織田:結婚願望については二人ともある?
宇野:ないです
羽生:ないんだ
織田:結婚願望なし?
宇野:(頷く)
織田:へーーー。ゆづは結婚願望は
羽生:僕は結婚したいです
織田:おーーー
羽生:はい
織田:え、ちなみに何歳までとか
羽生:にじゅう………ろく、ごろく
織田:あっ、まあまあまあ、適齢期、ちょうど結婚適齢期ぐらいなのかな
羽生:(うんうん頷きながら)25、6では、結婚したいなって思ってます
織田:25、6で。おお~。でもなんかすごいいいパパになりそう
羽生:あホント
織田:うん
羽生:やった
織田:だって子供、大好きやし
羽生:好きですねぇ
当時27歳で既婚の織田信成さんが二人に『結婚願望』について話を振り、まだ17歳だった宇野昌磨さんは「結婚願望はないです」と答えました。
この時20歳の羽生さんは「結婚願望はあります」と答えたんですが、これはどちらかというとトークコーナーを盛り上げようという配慮が働いているような気がします。
常日頃から結婚願望があるとか、お付き合いしている相手がいるとか、そういうことではなかったのではないでしょうか?
その3年後の2018年、日本記者クラブで会見した羽生結弦さんは、『将来、家族を持って、パパになりたいか』との問いに
「はぁ…。これは、うん、何て答えていいか分かりません」
「ここまで応援してくださるファンの方がいて、ファンじゃない方も今回すごく応援してくださって、家族を持ったらそれこそ『裏切られた~』って言われるかもしれないし。アイドルじゃないですけど」と、笑いながら答えていました。
ご自分が結婚について何か発言すると、大変な騒ぎになるのがわかっていてもう懲りてるという感じですね。
超一流アスリートがプロ転向の決意表明
2015年の『結婚願望あります発言』から月日は流れ、羽生結弦さんはフィギュアスケート男子で五輪2連覇を果たし超一流アスリートへと成長されました。
そして2022年7月19日、プロ転向を表明。
今後は競技活動は行わず、プロのアスリートとしてフィギュアスケートを続けていくことを表明しました。
日本のみならず世界中のファンから愛され続けている羽生結弦さん。
今回の「プロ転向」という新たなスタートは、更に多くのファンの関心を読んだようです。
プロの厳しさに挑戦する羽生結弦
ところでフィギュアスケートという競技は、ほかのスポーツに比べても選手の現役期間が非常に短いということをご存知でしょうか?
フィギュアは非常に難しいスポーツで、高い身体能力、表現力、強靭な精神力が必要です。
年齢的なことを言えば、選手が心身ともに選手として充実するピークは、女子が15~20歳、男子が19~24歳くらい、ととても早く、多くの選手は大学の卒業とともに引退してしまうようです。
年齢を経るごとに選手の表現力は磨かれるとはいえ、やはり身体的な衰えには勝てなくなってくるので、このピークを越え、羽生結弦さんのように20代半ばに魅力的な表現力を得て第2のピークに花開ける選手は、本当に限られた、たぐいまれな存在なのです。
28歳になった羽生結弦さんがプロに転向し、フィギュアスケートの新たな世界をこれからまた構築するのは、人並み外れた努力が必要になるでしょう。
「いろいろなことを勉強し続けなければいけない。バレエだったり、ダンスだったり、いろんなことを勉強していって、さらにフィギュアスケートとしての幅を、羽生結弦としての幅を広げていきたいと思います」
と、羽生結弦さんご本人はおっしゃっています。
プロに転向し、体力の限界に挑戦しつつ新たな境地を切り開こうと日々全力で努力し続ける羽生結弦さん。
それは一般人には想像もできないような厳しい生活なのではないでしょうか。
これでは結婚どころか、恋愛に時間を割いたり女性とデートして楽しむなども、少なくとも今の時点ではできそうにないですね。
羽生結弦さんのこれからのますますの活躍を楽しみにしています。