ツイッターでバズったことから人気者になった料理研究家、リュウジさん。
最近はテレビにも出演されすっかり有名になりましたね。
食事というものは人間の生活とは切っても切り離せないもの。
だから「料理研究家」という職業は昔からあるし、料理研究家を名乗る方も世の中にはたくさんいらっしゃいます。
そんな中、料理学校にも行ったことがないというリュウジさんが、なぜここまで大人気になったのでしょうか?
それはまず、リュウジさんがとなりのお兄さんのような親しみやすい印象であること。
そしてリュウジさんが考案する料理の数々が、簡単でありながら新発想で、そしてとても美味しいということだと思います。
リュウジさんが編み出す料理って、ごく普通の食材を使いつつちょっとした新鮮な工夫があるので、『へえ、作ってみようかな。』と見る人にやる気を起こさせてくれるんですよね。
そんな魅力的なレシピを、毎日のように公開してくれているところが人気なのだと思います。
そしてそんなプロっぽさとは裏腹に、ユーチューブでは酒をかっくらいながら料理を進めるという、常識破りなお姿。
イケメンで温和そうなのに、半分アル中?のごとき振る舞いが、演出などではなく本当にただ酒が好きだから飲んでるだけなんだろうなっていう気がしないでもないような…。
こんなリュウジさんって、一体どんな生い立ちで、どんな経歴があるんでしょうか?
気になったので調べてみました。
目次
リュウジさんの経歴
リュウジさんのユーチューブチャンネル「料理研究家リュウジのバズレシピ」は、2023年9月現在、登録者数421万人の大人気チャンネル。
SNSがきっかけとなり超有名人となり、今や一般への料理普及の第一人者と評されています。
料理好きな男性が、プロや専門家を飛び越えて、新しいレシピを次々に発表し、かつ料理の楽しさを広めてくれるって凄いことですよね。
リュウジさんは、もともと料理が好きだったのでしょうか?
料理を始めたきっかけ
母子家庭で育ったリュウジさん。
高校生の頃、お母さんの体調が悪い時に代わりにキッチンに立ちチキンソテーを作り、その時にお母さんは大変喜ばれたそうで、それがリュウジさんの料理を始めたきっかけなんだそうです。
最初はそんなさりげない思いやりから始まったんですね。
✔ 料理を始めたきっかけは、母親に作って喜ばれたチキンソテー
意外に自由奔放な経歴
オンラインゲームに夢中になり過ぎて、そして学校の勉強に意味を見いだせず、高校を中退してしまったリュウジさん。
アルバイトして80万円貯め、18歳の時に船旅で4ヶ月かけて20カ国を周り、様々な国の郷土料理を自分の舌で味わったそうです。
18歳で4ヶ月も海外を旅するとは、勇気と行動力がありますね。
若い頃のこの体験は、後に料理研究家となるリュウジさんに多大な影響を与えたことでしょうね。
その後アルバイトを転々として、ホテルマンとして働くことに。
この頃は料理はしてなかったそうですが、厨房で料理長の話を聞いたり料理を作っているところを見たりしていたそうです。
やはり料理がお好きだったんですね。
しかし4年後の東日本大震災でホテルは廃業の憂き目に遭い、リュウジさんは退職を余儀なくされることに。
その後は地元で有名なレストランに就職。
料理の腕を褒められたそうですが、3か月で退職。
理由は、『料理を嫌いになってしまいそうだから。』
同じ料理を一日に何皿も作ることに疲れ果て、家に帰って自分のために料理を作る時間が無くなってしまうことが耐えられなかったそうです。
リュウジさんにとって料理とは楽しむものであり、それはお金には代えられないほどの大切なものだったんだということが伝わってくるエピソードですね。
その後はコンシェルジュ付きの高齢者専用マンションで事務員として働くことに。
意外にもここでリュウジさんの人生が大きく変わることになります。
✔リュウジさんの自由奔放な経歴
高校中退
↓
海外20カ国への旅行
↓
ホテルマン
↓
レストラン
↓
介護事務員
介護事務員時代に作っていたレシピ
デスクワークで時間もあった介護職時代は、インターネットで料理のレシピを調べて、「今日はこれを作ってみよう。」と自主的に料理の研究をしていたそうです。
自主研究のメモはたまり、料理研究家としてブログもあげていたとか。
ただ、ブログは誰にも見られなかったそうですが…。
そんな折、マンションで出る食事が不味いというクレームが勃発して会議が開かれ,リュウジさんが「僕が作りましょうか?」と提案。
週二回、40人分の料理を作ることになったリュウジさんですがその料理は好評だったそうです。
そんな環境の中、オリジナルレシピはどんどんたまっていったというわけですね。
✔ 料理の研究と作った料理のレシピを書き溜める
ツイッターでバズる
2017年、友人がやっていたからという理由でツイッターを始めたリュウジさん。
「今日はこんな料理を作ってみたよ。」
とレシピを載せると、料理好きな人たちが集まってきて、それまで周りに料理好きな人がいなかったというリュウジさんにとっては、その人たちとの交流が新鮮で楽しかったそうです。
そしてあれよあれよという間に皆がリュウジさんのレシピを拡散し始め、いわゆるバズるという現象が起こりました。
これが「バズレシピ」の誕生ですね。
✔ツイッターでバズる!
リュウジさんの大胆さ
こうしてリュウジさんの経歴を見ていると、リュウジさんの場合、嫌なことは避けて好きなことをコツコツと続けていたらいつの間にか周りに認められ有名になってしまった、という感じがします。
それって、誰もが理想とする人生なのかもしれませんね。
しかし、「勉強が何の役に立つのかわからない」と高校を中退したり、料理の腕を認めてくれていたレストランをあっさり辞めたりすることって、強固な自分軸がないとできないことですよね。
普通の人にはなかなか難しいことだと思います。
優しげに見えるリュウジさんですが、実は大胆で強い人なんですね。
考えてみたら「ユーチューブでお酒を飲みながら料理を紹介する」というのも、批判を恐れて普通はまずできないですよね。
リュウジさんが料理にしばしばうま味調味料を使うことも料理研究家としては珍しいことで、賛否両論となっていますが、リュウジさんは「美味けりゃいいんです。」と意に介してないようです。
そんな感じで料理研究家のイメージとはかけ離れているけれど、動画のリュウジさんは「料理の先生」ではなく、「美味しい料理を気軽に教えてくれるお兄さん」という感じで、見る方もリラックスして料理に挑めることは間違いないですよね。
ちなみに私はリュウジさんの「至高のカレー」が大好きで、リュウジさんの動画を見た日から、我が家のカレーはこれになってしまいました。
市販のカレールーを使う簡単なレシピで難しいことなど一切無いにもかかわらず、最高に美味しいカレーが出来ちゃうんですよ!
リュウジさんが愛される理由
リュウジさんが愛される理由。
それは料理研究家としてのレシピの秀逸さはもちろんですが、リュウジさんの人間的な魅力が大きいと思います。
経歴から見えてくる強さと自由さ。
既成概念にとらわれない大胆さ。
料理や食材に関する膨大な知識があるのに、まったく偉ぶらないところも尊敬に値します。
そして何より、工夫一つで料理は段違いに美味しくなるという、料理の奥深さを教えてくれた有り難い存在。
そこがリュウジさんの凄みであり人を引き付ける最大の愛される理由ではないでしょうか。
若き料理研究家リュウジさんの、益々のご活躍を祈ります。