NENEがちゃんみなをディスした理由7選！曲「オワリ」に込めた怒りとは？

2025年6月にリリースされたNENEの新曲『オワリ』が公開され、ヒップホップ界隈がざわついています。

特に注目を集めているのは、ちゃんみなやSKY-HIを名指しで批判した強烈なラインの数々。

SNSでは「これってディス？」「一体何があったの？」と憶測が飛び交い、ファンのあいだでもその真意をめぐって議論が止まりません。

しかし、NENEの怒りの背景には、音楽スタイルの模倣やクレジットに関する問題など、単なる感情論では説明できない理由があるようです。

音楽スタイルの重なり、クレジットの有無、ヒップホップの本質とは何かという問い――。

この記事では、「NENEがちゃんみなをディスした理由7選！」という視点から、2人の関係性やディスの核心、そして「オワリ」の深層に迫ります。

ヒップホップをよく知らない人でも、自然と理解できる構成になっていますので、気になった方は、ぜひ最後までご覧ください。

1 NENEとちゃんみなの関係は？
2 NENEがディスした理由7選！
3 「オワリ」の歌詞と真意は？

NENEとちゃんみなの関係は？

ラップ好きのあいだで話題になっている「NENEとちゃんみなの対立」。

とはいえ、「2人ってそもそも仲悪かったの？」という疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

実は、この2人に直接的な共演歴はなく、パッと見たところ接点は少なめ。

でも、日本のフィメールラップシーンの中で、それぞれ独自のポジションを築いてきた存在なんです。

NENEはゆるふわギャングのメンバーとして、アンダーグラウンドな感性と毒気のあるリリックを武器に活動してきたアーティスト。

一方、ちゃんみなは、メジャーシーンで活躍する存在。

トリリンガルで、ラップも歌もこなす“ハイブリッド型”。

ポップ要素も強くて、テレビやCMでも見かけるようになりましたよね。

つまり、一見まったく違うタイプ。

でも、スタイルや表現の方向性が重なって見える部分もあるんです。

特に、ちゃんみなのMV演出や衣装、リリックの雰囲気が、NENEのスタイルに似ていると指摘する声があります。

これって、街で突然自分と同じファッションの人が現れたときの「えっ、それ私じゃん？」っていう感覚に近いかもしれません。

SNSでも、「ちゃんみな、NENEの真似っぽくない？」「でも似てるってことはNENEすごいよね」なんて声がちらほら。

つまり、ファンの間でも“2人の空気感の重なり”は感じ取られていたわけです。

そしてその”モヤモヤ”が、2025年6月20日にリリースされたNENEのディス曲「オワリ」で、ついに爆発しました。

NENEの怒りは、ただの嫉妬でも、売名行為でもありません。

自分のスタイルが軽視されたという“誇りの痛み”。

その背景にあるのは、2人の“立場の違い”と“シーンへの姿勢の差”なんです。

この構図、ただの芸能人同士の小競り合いじゃない。

今の日本ヒップホップ界の縮図でもあるかもしれません。

続いては、NENEが実際にどんな理由でちゃんみなをディスしたのか。その「7つの理由」を深掘りしていきましょう。

NENEがディスした理由7選！

ではここから、NENEがちゃんみなをディスした理由を、順番に見ていきましょう。

ただの八つ当たりや売名ではない、その怒りの背景に迫ります。

① アイデアを盗まれたという不満

まず一番の理由は、「私のスタイルを真似された」という思い。

NENEは長年、自分だけの世界観を築いてきました。

MVの演出やファッション、フロウ…それが似ていると感じられたら?

そりゃ怒りたくもなります。

② クレジットがないことへの不信感

NENEがリリックで触れた「クレジット入ってないじゃん？」という一言。

ここには、「影響を受けたならリスペクトを示して」という強いメッセージが込められています。

ヒップホップの世界では“リスペクト”がとても大事ですからね。

③ちゃんみなのリリック創作への疑問

「自分でリリック書いてないのに？」と皮肉っぽく問いかけるNENE。

これは、ちゃんみながラッパーとして本物なのか？という疑念を突きつけています。

「自分の言葉で語らないなら、ただのアイドルじゃん」という主張にも聞こえます。

④ 商業的すぎる音楽活動への反発

ちゃんみなはメジャー路線で、テレビにもよく出ています。

それに対して、NENEはアンダーグラウンドでリアルを貫くタイプ。

「見た目や売り方ばかりの音楽は、もういらない」と思っているのかもしれません。

⑤ 業界構造への問題提起

ちゃんみなやSKY-HIの音楽活動に対して、『リリック書いてない人が”ラッパー”って呼ばれるのはどうなの?』と、暗に批判しています。

これは個人攻撃というより、シーン全体への疑問ですね。

⑥ SKY-HIの立ち位置への反感

「I’m so high SKY-HI」と皮肉たっぷりにラップした一節。

これはSKY-HIの商業的なスタイルが”文化を下げている”というNENEなりのメッセージかもしれません。

⑦ 自分のリアルを守りたいという覚悟

ここまで言うということは、相当な覚悟があってのこと。

自分のアートを守るためには、誰が相手でも声をあげる。

それが、NENEがラッパーであることの“矜持”なのだと思います。

こうして見ていくと、単なる感情論ではなく、

“ヒップホップの筋を通すためのディス”だったことがわかります。

次は、そのすべてが込められたディス曲「オワリ」のリリックをひもときながら、その真意に迫っていきます。

「オワリ」の歌詞と真意は？

いよいよ核心に迫るパート、「オワリ」の中でNENEは何を語っているのか。

そのリリックから浮かび上がる“本当の怒り”に耳を傾けてみましょう。

まず冒頭から挑発は全開。

「新曲聴いたよ。ねえ、クレジット入ってないじゃん？」

この一文だけで、ちゃんみなに対する強烈なメッセージが伝わります。

『あなたの曲、私のアイデアに似てない？しかも、名前も出さずに』

というニュアンスを、ラップという形で叩きつけているのです。

さらに

「ネタ切れのハイエナ電話しろよちゃんみな」

と続くラインでは、アイデアを“奪う”ことに対する怒りをあえて強烈な比喩で表現。

それがまたヒップホップらしい。

「お金払ってくれるならあげてもいいよアイデア」

なんて、もう皮肉たっぷりで、余裕さえ感じさせるラインです。

SKY-HIに対しても手加減なし。

「I’m so high SKY-HI」では、名前をもじりつつレベルの違いを暗示。

「レベル下げんなって」という一節もあり、

『あなたたちのやり方で、ヒップホップの質が下がる』と言わんばかり。

さらに、

「開く準備しとけパラシュート私がこの闇暴く」

という部分には、ただのビーフにとどまらない業界への挑戦のような意図すら感じます。

つまり「オワリ」というタイトルの通り、この曲は“今までの空気感に終止符を打つ”意味を持っているのかもしれません。

「アイデアの盗用」「リスペクトの欠如」「業界の商業主義」――

こうした問題に対して、NENEなりの言葉でカウンターを打ち込んだ曲。

ヒップホップは「黙ってない」音楽です。

何かがおかしいと思ったとき、言葉で殴り返す。

それが文化であり、スタイルなんですね。

一方で、2025年6月22日時点で、ちゃんみなやSKY-HIが沈黙を保っているのも事実。

アンサーソングが出るのか、それとも静かに流れるのか。

今後の展開にも注目です。