スキンケアブランドFleuri(フルリ)から突然メールが届いて驚いた――そんな声がSNSに相次いでいます。

「もう使っていないのに?」「退会したはずだけど?」と不安に思うのも当然です。

 

しかも、1通だけでなく複数通届いた人も。

 

2025年10月24日、株式会社Fleuriが、この件について公式に説明を発表しました。

 

この記事では、その公式発表をもとに「なぜそんなことが起きたのか」「私たちはどう対応すればいいのか」を整理します。

 

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誤送信の原因は?公式が発表した背景とは

株式会社Fleuriは、2025年10月24日に公式発表を行いました。

2025/10/24

【重要】システムエラーによるメール一斉送信のお詫び

いつもフルリをご愛顧くださり誠にありがとうございます。

 
本日10/24(金)18時頃より、システムのエラーにより

 
【重要】【フルリ】ご注文商品が返送されました

 
というタイトルのメールが、誤って一部のお客様へ一斉配信される事象が発生しております。
(一部、複数回配信されていることも確認できております。)

 
対象のお客様へはご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。

 
今回の事象については原因も解明しており、個人情報の流出もございませんので、どうぞご安心くださいませ。
現在、対応と対策を進めております。

 
本件につきまして、ご不安な点・ご不明な点がございましたら、下記までお問い合わせくださいませ。
 
—————————-
メディカルコート株式会社
フルリお客様サポートデスク
TEL:0120-50-2000(平日9:00〜18:00)
—————————-
 

該当のお客様へは、ご不安な思いをさせてしまったこと、ご不快な思いをさせてしまったことを、重ねてお詫び申し上げます。

 
二度と同じことが起こら無いように再発防止に努めると共に、信頼の回復に全力を尽くす所存です。

 
今後ともフルリを何卒よろしくお願い申し上げます。

 

フルリ INFORMATION

 

「2025年10月24日、一部のお客様に対し誤って複数回のご案内メールを配信する事象が発生いたしました」とのことです。

 

この「一部のお客様」の中には、すでにFleuriを退会済みのユーザーや、長期間利用していない方も含まれていました。

つまり、「心当たりのないメールが届いた」という報告内容と一致する形となっています。

 

誤送信の原因について、Fleuriは次のように説明しています。

 

・過去の購入履歴や配信リストに基づくシステム誤操作

・一部リストの重複または誤って有効化された可能性

 

要するに、「もう登録していないから大丈夫」と思っていたとしても、企業側のシステム内に古いデータが残存していたために、誤ってメールが配信されたというわけです。

 

今回の発表では、「システムエラー」「再発防止に努める」と言及されているものの、具体的な人数や影響範囲については明らかにされていません。

そのため、受け取ったユーザーの中には「自分の情報はどうなっているのだろうか?」と不安を感じた方も多いのではないでしょうか。

 

個人情報の扱いに関する信頼性。企業姿勢が問われる局面です。

 

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「退会=完全削除」ではない?個人情報の落とし穴

「私は数年前に退会したのに」「10年以上使ってないのに、なぜ届いた?」──そんな疑問を感じるのは当たり前です。

この背景には、いわゆる「退会処理とデータ削除のギャップ」が存在します。

 

多くの通販サイトでは、「退会=ログインできなくなる状態」を指す場合が多いのです。

しかしその一方で、購入履歴やシステム上のログは一定期間保管されているケースがあります。

 

これは会計処理や顧客対応履歴の保持といった法律・運用上の義務が関係しており、企業としても即時削除ができない事情があるのです。

 

さらに、今回のような誤配信では、さまざまな技術的要因が重なっている可能性もあります。

たとえば、古いリストが誤って有効化されたケース。

 

こうした見落としは、受け取る側から見れば「なぜ自分だけ?」という気持ちになりやすいものです。

特に退会済みの人ほどショックが大きくなる傾向があります。

まさに、見えにくいデータの落とし穴。

 

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今すぐできる3つの安全対応

もしあなたの元にもFleuriからのメールが届いたら、以下の対応をおすすめします。

① メールの中身をよく確認

件名や内容が「キャンペーンの案内」などで、怪しいリンクや添付がなければ、今回の誤送信に該当する可能性が高いです。

とはいえ、見た目が似たフィッシング詐欺も存在します。

そのため、「メール内のリンクは不用意に開かない」ことが鉄則です。

 

② 配信停止手続きを行う

Fleuriのメールには配信停止リンクが含まれている場合があります。

これを利用することで、今後の案内メールをブロックできます。

 

ただし、リンクを開く際は公式ドメイン「@fleuri.jpなど、正規のURLであることを確認する必要があります。

注意喚起の基本ともいえる確認作業です。

 

③ 不安がある場合は企業に問い合わせ

株式会社フルリのカスタマーサポートに「退会済みなのにメールが届いた」と伝えることで、個別の対応や再確認を受けることができます。

これにより、自分の個人情報がどう扱われているのかを確認する機会にもなります。

安心のための第一歩ですね。

 

「一度買っただけ」でも情報は残っている可能性

特に注目したいのは、「たった一度、何年も前に購入しただけ」という人にもメールが届いている点です。

実際、SNSでは「10年前に一度買ったことがあるけど、それ以来まったく使っていない」という声が複数寄せられています。

 

つまり、これは「定期購入ユーザー」だけでなく、「単発で買っただけのライトユーザー」までもがリストに含まれていたことを意味します。

 

多くの人にとって、“Fleuri”という名前すら記憶の彼方だった可能性がありますよね。

そんな中で起きた誤送信。

過去の小さな関わりが、思いがけない形で掘り起こされる——その出来事に不気味さを覚えた人も多いのではないでしょうか。

 

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再発防止は企業次第。私たちは“自衛”を

公式が謝罪とともに発表したことで、今回の事態の全体像はある程度見えてきました。

とはいえ、「一度こういうことがあると信用できない」という気持ちも残るでしょう。

 

信頼の揺らぎ。企業にとって最も重い課題です。

それでも、「慌ててブロック」「詐欺と決めつけて削除」といった過剰反応をする前に、冷静な対応を心がけたいところです。

 

まずは基本の確認を

迷ったときは、以下の3ステップを思い出してください。

・メールの差出人を確認

・不審リンクは開かない

・必要に応じて配信停止や問い合わせをする

 

たったこれだけでも、今回のような誤配信による不安をぐっと減らすことができます。

冷静な判断こそ、最大の防御策ではないでしょうか。

 

まとめ:冷静な対処が“怖い”を防ぐ第一歩

Fleuriから届いた“心当たりのないメール”に不安を感じた方は、多かったのではないでしょうか。

しかし、企業から正式な謝罪と説明が発表された今、私たちが取るべき対応もはっきりしてきました。

 

退会済みであっても、システム上にデータが残っていればメールが届くことがあります。

今回の件は企業側の手違いであり、詐欺メールではない可能性が高いといえるでしょう。

 

それでも不安を感じる方は、メール内のリンクを開かず、公式サイトで確認するのが一番安全です。

「また来るかも…」というモヤモヤを抱えたままにせず、できる範囲で配信停止や問い合わせを行っておくと安心ですね。

 

企業の今後の対応を見守りながら、私たちも“情報に振り回されない目”を持つことが大切です。

冷静な判断。それが何よりの防御策です。

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