アイキャッチ画像 村上龍

作家の村上龍さんといえば、鋭い眼差しと歯切れのよい語り口が印象的でした。

 

ところが、晩年の『カンブリア宮殿』を見て、「こんなに老けていたっけ?」「以前と話し方が全然違う」と驚いた人もいたようです。

特に気になるのが、滑舌の変化。

言葉が聞き取りにくくなった様子から、「もしかして脳梗塞の後遺症では?」という疑問まで浮かんできます。

ただ、村上さんが脳梗塞を患っていたという確かな情報は、提供された資料では確認できません。

 

一方で、過去には自身の歯について語ったこともあり、滑舌の変化を考えるうえで気になる材料が残されています。

あの変化は、病気によるものだったのか。

それとも、年齢を重ねたことによる自然な変化だったのでしょうか。

ここからは、確認できる情報と、そこから考えられる可能性を分けて見ていきましょう。

 

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村上龍は脳梗塞だった?後遺症の噂と病気の公表状況

まず気になるのは、村上龍さんが本当に脳梗塞を患っていたのか、という点。

結論からいうと、村上さんが脳梗塞を患っていたという公式発表は、提供された情報の範囲では確認できません。

脳梗塞の後遺症だったと断定できる根拠もないのです。

 

では、なぜ脳梗塞という病名が浮かんだのでしょうか。

きっかけとして考えられるのは、晩年の村上さんに見られた話し方の変化です。

 

『カンブリア宮殿』では、言葉が不明瞭に聞こえる場面が多々あったとされ、視聴者から滑舌を心配する声が多く寄せられていたようです。

若い頃の村上さんを知っている人ほど、その違いが気になったのかもしれません。

 

 

実際、脳梗塞によって言葉をはっきり発音できなくなる「構音障害」が起こることはあります。

脳の運動機能に関わる部分が障害されると、舌や唇などを思うように動かせなくなり、発音が不明瞭になる場合があるのです。

 

ただしもちろん、滑舌が悪いことと脳梗塞を経験していることはイコールではありません。

似たような話し方の変化は、口周りの筋力低下や歯の状態など、さまざまな要因でも起こり得ます。

 

また、テレビでの話し方だけでは、いつから症状が始まったのか、どのような原因があるのかまでは分かりません。

村上さんについても、脳梗塞を発症した治療歴など、噂を裏付ける具体的な情報は示されていない状況です。

 

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村上龍が晩年に急激に老け込んだのはなぜ?

村上龍さんの晩年について、もう一つ気になるのが顔つきの変化です。

滑舌だけでなく、外見の違いが気になったという声もありました。

以前の村上さんは、鋭い目つきと引き締まった表情が印象的な人物です。

ところが、晩年のテレビ出演では、頬や口元の印象が変わり、かつての姿との違いを感じた視聴者もいたようです。

ただし、急激に老け込んだ原因が、特定の病気だったと確認されているわけではありません。

 

そもそも、年齢を重ねると顔の印象は少しずつ変わります。

皮膚の弾力が低下したり、顔の脂肪や筋肉の状態が変わったりすることで、頬や口元の輪郭が以前とは違って見えることもあるでしょう。

さらに、歯の状態によっても口元の見え方が変化する場合があります。

ただ、こうした一般的な加齢変化が、村上さんの外見の変化を直接引き起こしたとまでは言えません。

 

もう一つ考えたいのが、「急に老けた」と感じる理由です。

毎日顔を合わせている人の変化は、案外気づきにくいもの。

ところが、昔の写真や映像で覚えている人物を久しぶりにテレビで見ると、年月の積み重ねが一気に目に入ります。

 

村上さんの場合、若い頃の精悍なイメージが強かったことも、晩年の姿とのギャップを大きく感じさせたのかもしれません。

しかも、村上さんは単にテレビに出演しているだけの人物ではありません。

『限りなく透明に近いブルー』などで知られる作家であり、社会の変化を鋭く捉える知識人としても長年活躍してきました。

そんな人物の話し方や表情が変わっていると、見ている側は外見以上の変化を感じてしまうことがあります。

「年を取ったな」という感想より先に、「何かあったのでは?」という心配が出てくるわけですね。

 

村上さんの老け込みが特に気にされた背景には、実際の外見の変化だけでなく、かつての力強いイメージとの落差もあったのではないでしょうか。

 

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村上龍の滑舌が悪くなった理由は歯の問題?

村上龍さんの滑舌について、脳梗塞とは別に指摘されていたのが、歯の問題。

 

実は村上さん、過去に『カンブリア宮殿』で自身の歯について語ったことがありました。

2016年1月28日の放送では、予防歯科に力を入れる山形県酒田市の日吉歯科診療所が取り上げられています。

その際、村上さんは、若い頃から予防歯科に通っていれば虫歯にならず、自分の歯を抜かずに済んだと思う、という趣旨の発言をしていたそうです。

この発言は、2025年4月の『女性自身』の記事でも紹介されています。

つまり、村上さんには歯を失った経験があったと考えられます。

 

ここで気になるのが、歯と滑舌の関係です。

普段あまり意識しませんが、私たちは歯や舌、唇を細かく動かしながら言葉を発音しています。

特に「サ行」や「タ行」などは、舌と歯の位置関係が発音に影響することがあります。

そのため、歯を失ったり、義歯が合わなかったりすると、以前より言葉が聞き取りにくくなる場合があるのです。

実際、村上さんの話し方については、入れ歯が合っていないのではないかと推測する視聴者の声も報じられていました。

(ただし、村上さんが入れ歯を使用していたかどうかは確認できていません。)

 

もちろん、歯の問題が滑舌の変化の直接的な原因だったと証明されたわけでもありません。

加齢によって舌や唇の筋力が低下し、発音が不明瞭になることもあります。

こうした口の機能の変化は、脳梗塞などの病気とは別に起こり得るものなんです。

 

私は、村上さんの滑舌をめぐる話で気になるのは、過去に歯について語っていたという具体的な材料がある点だと思います。

脳梗塞の噂には、それを裏付ける病歴などの情報がありません。

一方、歯については本人の過去の発言が報じられている。

もちろん、それだけで原因を決めることはできません。

ただ、滑舌の変化をすぐに脳の病気と結びつける必要はない、という見方もできるのではないでしょうか。

 

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若い頃の薬物使用の影響?

村上龍さんは、逮捕された経歴はありませんが過去にヘロインやマリファナ、ウイスキーの静脈注射などを経験したと自ら語った記録があります。

デビュー作の『限りなく透明に近いブルー』はドラッグと●ックスに明け暮れる若者の荒廃した日常を描いた半自伝的な小説です。

村上龍さんが薬物を使用したのもこの頃なのかもしれません。

 

若い頃の薬物使用は脳や心臓、肝臓や腎臓など全身の器官を傷つけます。

村上さんの尋常ではない滑舌の悪さは、若い頃の薬物使用が遠因だったのかもしれません。

 

そして2026年10月23日、村上さんが同月17日に自宅で亡くなっていたことが発表されました。

74歳でした。

 

 

村上龍事務所と幻冬舎編集本部の連名による発表では、葬儀が家族葬として執り行われたことも明らかにされています。

死因については具体的な説明がありませんでした。

 

かつての鋭い語り口からの、晩年の変化は村上龍さんのファンにとってはショッキングなものでした。

そして今となってはむしろ、あの『カンブリア宮殿』で村上さんが語っていた時間そのものが、長年の視聴者にとって忘れがたいものになっているのかもしれません。

 

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