「グエー死んだンゴ」という一言が、今、ネット上で多くの人の心を動かしています。

 

この投稿を残したのは、Xで闘病生活を発信していた一般ユーザー「なかやまさん」。

 

2025年10月14日、彼の死後に自動で投稿されたユーモラスな一文が、多くの共感と追悼の声を呼びました。

 

一見するとネットミームに見えるこの投稿の裏には、病と向き合いながらも笑いを忘れなかった一人の人間の姿があります。

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グエー死んだンゴとは?元ネタとネットミームの意味

グエー死んだンゴは、元をたどればインターネット掲示板「なんJ(なんでも実況J)」を中心に広まった、死の瞬間をコミカルに表現するネットミームです。

 

2000年代後半〜2010年代初頭にかけて、なんJやVIP板、さらにはTwitterなどでよく使われていた表現で、ある種の“断末魔ギャグ”として親しまれてきました。

 

元ネタとなったやり取りはシンプルで、「お前が死ぬんやで」という煽りやネタ発言に対し、「グエー死んだンゴ」と返すという形が定番でした。

 

これは、相手の発言に対して「死んだ」というリアクションをふざけた形で表現しており、独特な語感と意味不明さがネット民のツボに刺さり、一気に拡散されていきました。

 

この表現にはAA(アスキーアート)や画像付きのバリエーションも多く存在し、2ch文化・なんJ語録の代表的なミームの一つとして定着。

 

現在もSNSや動画配信のコメント欄などで、不意に登場することがあります。

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なかやまさんとは誰?Xでの活動とは

「なかやまさん」の本名は、中山奏琉(なかやま かなる)さん。

享年22歳。

入院する前は北海道大学に通う学生でした。

 

noteやXでがん闘病を公表しながら、日々の出来事や心情をユーモアを交えて投稿していた一般ユーザーです。

なかやまかなる氏

note でかすぎまとめ 中山

 

可愛い女の子が好きだという趣味をプロフィールに書きつつ、投稿内容もどこか飄々としており、暗くなりがちな闘病生活にあってもマイペースでポジティブな姿勢が多くのフォロワーの共感を呼んでいました。

 

彼ががんと診断されたのは2023年10月。

 

その後の2年間、体調が悪化する中でもnoteやX上で発信を続け、フォロワーとの交流も積極的に行っていました。

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なかやまさんが投稿した「グエー死んだンゴ」が話題に

2025年10月14日、Xに1件の投稿が突如現れ、瞬く間に拡散されました。

 

それが、なかやまさんによる予約投稿——「グエー死んだンゴ」という一言でした。

 

この投稿は、すでに10月12日に亡くなっていたなかやまさんが生前に予約設定していたもの。

 

その背景には、自分の死を悲しまずに見送ってもらいたいという彼なりの思いがあったのではないかと、受け止める人が続出しました。

 

「グエー死んだンゴ」は、ネットミームとしてはおなじみの表現ですが、それを本当に亡くなった本人が残していたという事実に、多くの人が衝撃を受けました。

 

死を覚悟しながらも、さよならの挨拶を暗くない形で届けたいという彼の純粋な心が感じられるような一文だったのです。

なかやまさんにネットから追悼の声

なかやまさんが死後に投稿した「グエー死んだンゴ」という一文は、多くのユーザーに笑いと涙の両方をもたらしました。

 

投稿の裏にあった「最期までユーモアを忘れなかった姿勢」は、ネット上で多くの称賛と追悼の声を呼んでいます。

 

このポストを恐らくは予約投稿して日々の闘病を乗り越え、最後はその投稿を残す形で終活を迎えた、貴方の生き様に心からの敬意を。

 

「成仏してクレメンス」をここまで敬意を持って言える事そうそう無いよ

 

どんな思いで日々を生きて、今際の際に何を思ったのか。

何だか、涙が出るなぁ…

 

予約投稿にツイッタラー魂を感じました

 

心が強いなこの人・・・

自分の死と向き合うことがどれほどの恐怖だったことか

 

この投稿で初めましてなのに寂しくなったンゴ

 

急に流れてきただけの他人だけどあっぱれすぎるだろこの人

 

クールだぜ

レベルが違うな

 

最後までご自分の価値観をしっかりと貫かれた姿勢に、心打たれました。

 

死の恐怖を抱えながら最後までネタを仕込む心の余裕を失わなかった貴殿に最大の敬意を。

 

成仏してクレメンス(*´ω`*) なんて言葉、笑顔で言うしかない

 

死を受け入れるとはどういうことか教わった気がする

 

ずっと応援してくれてた人に最後のメッセージをこんな形で送るなんて。

本人が望んでるように、マジで最後は明るく送り出したい。

お疲れ様!

 

フォロワーはもちろん、彼のことを知らなかった人たちにも、その存在と投稿が強烈な印象を与えました。

まとめ

病と向き合いながら、日常を、そしてネット文化を愛し続けたなかやまさん。

 

その生き様は匿名のSNSだからこそ深く伝わり、多くの共感と敬意を集めました。

 

闘病生活を発信しながらも、最後の瞬間までユーモアを忘れず自分らしく生き抜いた姿は、これからもネット上で語り継がれることでしょう。

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