アイキャッチ画像 地震 長方形

 

「2025年6月5日に大地震が起きる」という予言(?)がSNSなどで拡散され、多くの人が不安を感じているようです。

 

地震や津波といった自然災害に関する噂は、一度広まると恐怖心をあおり、冷静な判断が難しくなりがちです。

 

この記事では、「2025年6月5日 地震」「津波 予言 本当?」といった検索をしてしまうほど不安なあなたのために、

 

予言の信ぴょう性、デマの見分け方、そして実際に役立つ対処法まで、わかりやすく解説します。

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地震や津波の予言は本当?

アイキャッチ画像 地震 津波

 

SNSや動画サイトで「2025年6月5日に大地震が起きる」「津波が日本を襲う」などの予言が話題になっています。

 

ですが、これらの情報には科学的な根拠が一切なく、信頼性は極めて低いと言えます。

 

実際に、気象庁や専門の地震学者によれば、現在の科学では「いつ、どこで、どの規模の地震が起きるか」を予知することは不可能とされています。



つまり、「○月○日に大地震が起きる」といった具体的な予言は、現代の地震予知技術では不可能な範囲の話なのです。

予言の発信源は誰?

そもそも今回の「6月5日大地震説」は、誰が語っているのかすらはっきりしません。

 

過去に話題になった漫画『私が見た未来』(たつき諒氏)の予知夢エピソードなどが元ネタになっているようです。

 

SNSでは、「僧侶が同じ日に大地震を予言した」「夢で津波を見た」などという曖昧な証言が切り取られ、拡散されています。

 

しかし、それらの話に一次情報や裏付けのある証拠は一切存在しません。



科学的データに基づく警報ではなく、単なる体験談や都市伝説レベルのものばかりです。

過去の「予言」は当たったのか?

こうした予言は過去にもたびたび話題になっています。

 

例えば「2022年3月11日に大地震が来る」といった投稿が広まりましたが、実際には大災害は起きていません。

 

また、『私が見た未来』で語られた「2025年7月5日大津波説」も、内容に具体性がなく、今のところ予測と一致する根拠はゼロです。

 

一部では「東日本大震災を予言していた」とされるケースもありますが、よく検証すると後付けや解釈の幅が広すぎて、正確性に欠けることがわかります。

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6月5日のデマに惑わされるな

アイキャッチ画像 デマ

 

「2025年6月5日に大地震が起きる」という何の根拠もない情報に、多くの人が不安を煽られていますが

――それ、本当に信じて大丈夫ですか?

 

次の見出しでは、なぜこうした予言的な情報がデマになりやすいのか、そして惑わされないために必要な情報リテラシーについて解説します。

デマが広がる3つの理由

1.不安や恐怖に訴える内容は拡散されやすい

 人は感情が動くと情報を共有したくなります。「怖い」「危ない」といったキーワードは、無意識のうちにシェアされやすく、結果としてデマが加速度的に広がるのです。

 

2.あいまいな発信源

 「誰かが言っていた」「◯◯で見た」など、出どころのはっきりしない情報は信頼性が極端に低くなります。

特にX(旧Twitter)やTikTokでは、根拠がなくてもバズれば信じられてしまう危険があります。

 

3.過去の災害が記憶に残っている

 日本では東日本大震災などの大規模災害が記憶に新しく、それが「また起きるのでは」と感じさせてしまう土壌があります。

その心理につけこんだ予言デマは非常に多いのです。

情報を見極める3つの視点

デマを見破るためには、以下の3つの視点で情報を見る習慣が重要です。

1.誰が言っているか?

 信頼できる専門家や公的機関の発信か、それとも匿名の個人アカウントかを見極めましょう。

 

2.証拠はあるか?

 「地震が来る」と言っているだけで、データや根拠がまったく示されていない投稿は要注意です。

 

信頼できる情報には、必ず裏付けがあります。

3.他の情報と比較したか?

 1つの投稿や動画だけで判断せず、NHKや気象庁、自治体の発表などと照らし合わせることが大切です。

「信じたい気持ち」が危険を呼ぶ

人は「怖いものを事前に知って備えたい」という心理から、予言のような話に惹かれやすくなります。



しかし、その信じたい気持ちが、かえってフェイク情報を拡散する要因になっていることも忘れてはいけません。

 

予言を信じること自体が悪いわけではありませんが、それを根拠に「避難しなければ」などと過剰な行動に出てしまうと、かえって自分の生活や周囲の人に迷惑をかける可能性があります。

SNSの使い方を見直す

不安を感じると、つい「6月5日 地震」「予言 本当」などと検索してしまい、さらに不安をあおる情報にたどりつく――という悪循環に陥る人も少なくありません。

こうしたときは、SNSの使用を一時的に制限することもひとつの対処法です。

 

たとえば、

・情報収集は1日1回だけ

・SNSではなく公式サイト(気象庁やNHK)をブックマークして確認

・不安を煽るアカウントをミュート・ブロック

 

など、自分の情報環境を整えることで、デマに流されにくくなります。

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不安を和らげる対処法5選

アイキャッチ画像 不安をやわらげる

 

「6月5日に地震が来る」という予言めいた話に不安を感じている方は少なくありません。

科学的根拠がないとわかっていても、「もしも」が頭をよぎるのは自然な反応です。

 

そんなときは、ただ不安を我慢するのではなく、実践できる対処法を知ることが重要です。

ここでは、心の不安をやわらげ、災害に備えるために役立つ5つの具体的な方法をご紹介します。

 

1. 深呼吸とマインドフルネスで落ち着く

強い不安を感じたときは、呼吸を意識的に整えることが非常に効果的です。

例えば、次のような「1分間呼吸法」を試してみましょう。

・鼻から4秒かけてゆっくり息を吸う

・4秒止める

・口から8秒かけて息を吐く

・これを5回繰り返す

 

また、マインドフルネス(今この瞬間に意識を集中する技術)もおすすめです。

「未来のことを想像して不安になる」のではなく、今ここに意識を戻すことで、過剰な恐怖を和らげることができます

 

2. SNSの情報を制限する

不安を感じたときこそ、情報を制限する勇気が必要です。

SNSや動画投稿サイトでは「○月○日に地震が来る」といった不確かな投稿が次々と表示され、知らず知らずのうちに不安が増幅されていきます。

 

次のようなルールを設定するのがおすすめです。

・SNSチェックは1日1回まで

・「6月5日 地震」など不安を煽る検索ワードは避ける

・気象庁や内閣府など、公式情報だけを見る習慣をつける

 

これだけでも、情報に振り回される時間が大幅に減り、心が安定しやすくなります。

 

3. 防災グッズの見直しで安心感を得る

「もしもの備え」ができていれば、不安は自然と小さくなります。

災害に対する不安を和らげるには、実際の行動(備え)を取ることが最も効果的です。

 

最低限、以下のものを準備しておきましょう。

・飲料水(1人1日3L×3日分)

・保存食(レトルト、缶詰、栄養補助食品など)

・モバイルバッテリー

・懐中電灯・携帯ラジオ

・常備薬・衛生用品

・マスク、簡易トイレ

・現金(小銭も)

・保険証のコピーや身分証明書

 

このような防災セットを「いつでも持ち出せる場所」に用意するだけで、不安の正体が“コントロールできるもの”に変わっていきます。

 

4. 避難場所と行動手順を確認

いざというときに慌てないためにも、自宅周辺の避難場所や避難経路を事前に確認しておきましょう。

 

以下をチェックしておくと安心です。

・自治体のハザードマップで津波や浸水リスクを把握

・最寄りの避難所(学校、公園、公共施設など)を確認

・家族と連絡手段や集合場所を決めておく

 

これらを具体的にイメージすることで、「いざというときも対応できる」という安心感が生まれます。

 

5. 「不安は悪くない」と受け入れる

最後に大切なのは、不安を否定せず、その存在を受け入れることです。

「予言なんて信じちゃいけない」「怖がるなんて情けない」と無理に思う必要はありません。

 

不安は“自分や家族を守るための自然な感情”であり、正しく向き合えば、防災意識を高める大きなチャンスにもなります。

 

不安を感じる自分を責めるのではなく、「不安をきっかけにしっかり準備できた」と思えれば、それは前向きな行動そのものです。

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まとめ

「2025年6月5日に地震や津波が来る」という予言は、多くの人に不安を与えていますが、科学的な根拠は一切確認されていません。

 

現代の地震予知技術では、発生日や規模を正確に予測することは不可能とされており、SNSで拡散されている情報の多くは出どころ不明のデマです。

 

とはいえ、予言に対して不安になるのは自然なことです。

 

そんなときこそ、「正しい情報を見極める力」と、「日頃の備え」が心の支えになります。

 

不安を感じた時は、防災を見直す絶好のタイミングとも言えます。

 

自分自身と大切な人を守るために、「正しく怖がる」ことを忘れずに行動していきましょう。

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