2025年10月、回転寿司チェーン「くら寿司」で女子高生による迷惑行為動画が拡散され、大きな波紋を呼んでいます。
レーン上の寿司を素手で触り、しょうゆ差しを舐めたと思われる悪質な行為はSNSで炎上し、世間からは「またか」「もう安心して外食できない」といった怒りの声が噴出。
くら寿司は早急に商品の入れ替えや消毒対応を行い、実行者が特定できているということと、警察に相談していることを発表しました。
この女子高生は今後、どのような処分を受けることになるのでしょうか?
目次
くら寿司女子高生の迷惑行為とは?
2025年10月、山形県内の「くら寿司 南館店」で撮影された動画がXで拡散され、社会問題にまで発展しました。
動画には、女子高生がレーンを流れる寿司に素手で触れ、しょうゆ差しから直接口にする様子が映っており、多くのユーザーから批判が殺到。
その後の調査で、実行者は城北高校の2年生とされる人物である可能性が高いことが判明しました。
現在、実行者と撮影者との間で責任の押し付け合いをするという仲間割れも発生しているようです。
くら寿司で迷惑行為をしていた女子高生の件、くら寿司側から声明発表がありました。
警察に相談し厳正な対応をしていくとの事追加でラーメン店で激辛ラーメンをティッシュで拭く迷惑行為も投稿していた… https://t.co/heYIFM4dEe pic.twitter.com/PSLmhCZ0Jg
— コレコレ@超配信者😷 (@korekore19) October 14, 2025
この情報は暴露系配信者・コレコレ氏によって告発され、ネットの特定班により本人の個人情報までもがネット上に出回る事態に。
くら寿司は即座に、問題となった商品の全交換と調味料の消毒を行い、実行者の特定後、警察への相談を進めていると発表しました。
くら寿司女子高生はどうなる?過去の事例と比較
今回の迷惑行為に対し、くら寿司は「厳正な対応を取る」と明言していますが、実際に女子高生がどのような処分を受けるのかはまだ発表されていません。
そこで注目されるのが、過去の類似事件の対応とその結末です。
2023年には、同じくら寿司でしょうゆ差しに口をつけた男性(当時21歳)が威力業務妨害で逮捕・起訴され、懲役3年(執行猶予付き)の判決が下されました。
またスシローでは、未成年による迷惑動画に対して6700万円の損害賠償を請求しましたが、最終的に示談で調停成立という形で決着しています。

結局訴訟は取り下げられていたんだね

これらの事例と比較すると、くら寿司はスシロー以上に法的対応に積極的であることが分かります。
現時点では、女子高生が未成年であるため家庭裁判所への送致や保護観察処分の可能性もありますが、企業側が損害賠償請求を行う可能性は極めて高いと見られています。
女子高生に裁判の可能性はある?
今回のくら寿司の迷惑行為に対し、もっとも注目されているのが「裁判に進むのか、それとも示談で終わるのか」という点です。
女子高生が未成年であることから、逮捕ではなく補導・事情聴取ののち、家庭裁判所へ送致される可能性が高いとされています。
一方で、企業側の対応はそれとは別です。
くら寿司はすでに損害が発生したとして警察に相談済みであり、被害額(売上減少、商品廃棄、消毒作業費など)をもとに、損害賠償請求に踏み切る可能性が濃厚です。
過去のスシローの事例では、裁判を起こしたのちに調停(示談)で和解していますが、「示談で終わらせるから再発する」との批判も多く、今回は裁判を通じて厳罰化を目指す声が強まっています。
企業が示談を選ぶ理由には、裁判コストや時間の問題もありますが、抑止力としての効果は明らかに裁判のほうが大きいと指摘されており、世論も「法的責任をしっかり取らせるべき」と後押ししています。
したがって、今後の展開次第では、女子高生やその保護者に対して正式な民事裁判が行われる可能性も十分にあると考えられます。
迷惑行為が繰り返される理由
回転寿司チェーンでの迷惑行為は、ここ数年で何度も発生しています。
スシロー、はま寿司、そしてくら寿司――被害を受けた店舗は異なれど、手口や目的には共通点があります。
最大の理由は、SNS映えやバズ狙いの軽率な行動です。
「ウケる」「拡散されたい」という短絡的な動機が、衛生面や他人への影響を考えない行動につながっています。
また、一部では配信で注目を集めて収益を得る“炎上ビジネス”化しているという指摘もあります。
さらに、過去に企業側が示談や処分の公表を控えた結果、「大ごとにはならない」と甘く見られている点も再発の一因です。
ただし、対応には明確な違いがあります。
企業の対応の違い
くら寿司は過去の事例でも実行者を特定し、逮捕・起訴まで進んだ例があることから、法的対応に踏み切る傾向が強い企業です。
一方、スシローは示談や家庭裁判所への送致など、比較的“穏便な解決”を選ぶ場面が多くありました。
くら寿司が今回も毅然とした態度を示せば、業界全体の対応姿勢にも影響を与える可能性が高いと言えるでしょう。
くら寿司女子高生事件への世間の声
今回の迷惑行為が拡散されると、X上では怒りの声が瞬く間に広がりました。
「寿司ペロから学ばない愚か者」「やっていいことと悪いことの判断が出来ないのか」といった厳しい意見が大多数を占めています。
またごめんなさいで許してしまうのかな。
一度本当に高額の賠償金を請求して前例を作った方がいい。
一方で、動画拡散とともに女子高生の本名や顔画像、親の職業まで晒されていて、「私刑はよくない」「やりすぎ」という冷静な意見も一定数存在しています。
前提として女子高生のやったことは良くないことだし、許されるべきことではない。
でもその罪を裁くのは裁判所のやることであって、我々一般人がやることではないだろ。
まとめ
くら寿司で発生した女子高生による迷惑行為は、単なる悪ふざけでは済まされない社会的問題へと発展しています。
過去の類似事件とほぼ同じことが繰り返されているので、企業側の対応はより厳しくならざるを得ないようです。
今後、くら寿司が迅速かつ厳正な対応を示すのであれば、業界全体にとっても大きな意味があるでしょう。
女子高生にどのような処分が下されるのか、また、企業がどのように再発防止に取り組むのか――。
この事件が「炎上して終わる」だけでなく、社会全体の意識や行動を変えるきっかけになればいいと思います。