イカゲーム3

NiEW

 

Netflixで配信された『イカゲーム3』、完結とされましたが、「なんか納得できない」「モヤモヤが残る」と感じた方、多いのではないでしょうか?

 

主人公ギフンの衝撃の結末、回収されない数々の伏線、そして続編を示唆するようなラスト――XやFilmarksなどのレビューサイトでも賛否が大きく分かれており「これで本当に終わり?」という声が多く見られます。

 

この記事では、イカゲーム3の結末を振り返りつつ、なぜ納得できないと感じるのか、視聴者が共感した“モヤモヤの正体”を詳しく掘り下げていきます。

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イカゲーム3の結末とは?

Netflixオリジナル韓国ドラマ『イカゲーム3』が2025年6月に配信されました。

ファイナルシーズンという触れ込みだっただけに、多くの視聴者が期待して視聴したのではないでしょうか。

 

シーズン3は全6話で構成。

短くも濃密なストーリー展開が特徴で、主人公ギフン(456番)の苦悩と決断が中心に描かれます。

 

舞台は再びあの「ゲーム会場」。

反乱に失敗したギフンは、フロントマンに囚われ、手錠をかけられたまま強制参加させられるという、衝撃の幕開けから始まります。

 

シーズン3で登場する新競技「死の隠れんぼ」は緊張感はあるものの、ルールが複雑で、Xやレビューサイトでは「感情が追いつかない」「シンプルな恐怖が薄れた」との声も。

 

そして迎えた最終話では、あの赤ちゃん(222番)を守るため、ギフンが自ら犠牲になるという展開に…。

 

「えっ、まさかそこで死ぬの?」

「それで終わり?」

 

そんな声がX(旧Twitter)やレビューサイトにあふれました。

 

ギフンの死は確かに感動的。

「親子愛」や「自己犠牲」というテーマも伝わってきます。

 

でも一方で、「そこまでして誰が救われたの?」「VIPは見てるだけで終わり?」といった、割り切れない感情を抱いた人も多かったようです。

 

フロントマンはゲーム会場を爆破し、生存が確認された。

物語の最後には、アメリカでの「イカゲーム」の開始を示唆して終了。

 

「続編あるの?」

「これで完結ってウソでしょ」

 

そんな声が上がるのも無理はありません。

 

これが、イカゲーム3の大まかな結末。

最終回を見終えたあと、モヤモヤ感や物足りなさが残ったのは、決してあなただけではないんです。

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なぜ納得できないのか?

「ギフンが死ぬなんて…」

 

この一点だけでも、納得できないと感じた人は相当多かったはずです。

 

そもそも、シーズン2ではゲームの裏側を暴こうとするギフンの姿が描かれていました。

視聴者としては、「いよいよ黒幕の正体に迫る展開か?」とワクワクしたのではないでしょうか。

 

しかしシーズン3では、手錠でゲームに強制参加させられ、最終的に自己犠牲で転落死。

「主人公の成長は?目的はどこに行ったの?」と感じた方も少なくないでしょう。

 

さらに問題なのが、伏線の未回収。

 

・フロントマンの過去

・VIPたちの素性や意図

・ゲームを支える巨大組織の構造

 

これらが十分に説明されず、物語が終わってしまいました。

 

Xの投稿では、

 

「結局、なんであの島でゲームが続いてたのか説明ないまま終わったよね」

「黒幕どこ行ったの?」

「あの記者の兄弟設定は?」

 

など、伏線に対する疑問の声が多数見られます。

 

加えて、主要キャラたちの退場の仕方にも不満が集中。

ヨンシク、デホ、ジュニといったキャラクターが、予想外に早く退場。

 

感情移入していたファンからすれば、

「えっ、ここまで一緒に戦ってきたのに?」

「掘り下げもないまま退場ってひどくない?」

と感じるのは当然のこと。

 

物語としては感動を狙った結末だったのかもしれませんが、視聴者の心理としては“やりきれなさ”が勝ってしまう展開でした。

 

「悪を倒す側」ではなく「ゲームに翻弄され続ける側」としてのギフン。

 

このラストをどう受け止めるかは人それぞれですが、「納得できない」と感じる視聴者が多いのも、うなずけますよね。

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モヤモヤする理由と共感の声

では、視聴者が具体的に「モヤモヤした」「なんかなー」と感じた理由は、どこにあるのでしょうか?

 

代表的な声をXやレビューサイトからピックアップしてみると…。

 

① ギフンの自己犠牲の結果が不明確

「え?あの赤ちゃんが勝って、どうなるの?」

「そもそも運営側に渡したら、また次のゲームに使われるのでは?」

 

といった疑問の声が多数。

ギフンの選択に感動はあるけど、ゲームのシステム自体は変わっていないように見える。

「それじゃ犠牲の意味がないのでは?」という意見が非常に多く見られました。

 

② 結局“富裕層の暇つぶし”が続く

シリーズの核ともいえる“格差社会への風刺”。

しかしシーズン3では、VIPの存在感が薄れ、仕組みが十分に描かれず、結局「まだ続いてるのか」という虚無感に包まれました。

 

「富裕層のゲームが続く限り、犠牲者は絶えないのか…」

「風刺も薄まって、ただの消耗戦に見えた」

 

と、社会派ドラマとしての側面を期待していた視聴者からは、失望の声も。

 

③ 物語が「終わってない」感覚

フロントマンが生き延び、アメリカでのゲーム再始動を示唆するラスト。

これに対しては、

 

「終わらせる気ないやん…」

「これって次回作の前振りってだけ?」

 

といった、消化不良の反応があちこちで見られます。

 

制作陣はシーズン3を「完結編」としていますが、あの終わり方では多くの視聴者が納得しにくい。

 

④ シーズン1・2との“熱量差”

シーズン1の「だるまさんがころんだ」の衝撃。

シーズン2の“反乱劇”。

 

それに比べると、シーズン3は心理描写やテーマ性に重きを置いていて、「ゲームとしての緊張感が足りない」という声が目立ちます。

 

テンポが速く、登場人物の背景描写が少ない。

「なんかあっさり終わった」

「もっとドロドロした駆け引きが見たかった」

 

という、物足りなさの声も多数ありました。

 

 

こうした声を見ると、『イカゲーム3』を視聴して、「なんか納得できない」「モヤモヤが残る」という感想は本当に多くの人が感じていること。

その違和感、共感している人はたくさんいます。

 

ギフンの最期、伏線の不在、終わらないゲーム…

いずれも「心に引っかかる」要素ばかりでした。

 

でも裏を返せば、それだけ多くの人が真剣に作品に向き合い、期待していたという証でもあります。

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